【随筆】霞ヶ浦紀行 その2


の続き。


昨日泊まった佐原のビジネスホテルを朝っぱらから出発して、反時計回りに霞ヶ浦の湖畔を散歩。


そしてついに霞ヶ浦の終点に到着。

歩き続けて10回目でようやく霞ヶ浦の西浦を一周しました。合計50時間ぐらいは歩いたな。長かった。



このあと、帰りの潮来駅に向かって常陸利根川沿いを歩きました。


途中、創業安永三年 割烹 清水屋で昼食。

食べたのは白魚、鰻、川海老、わかさぎ。


これは白魚の刺身です。

私は霞ヶ浦に来るまで知らなかったのだけど、採れたての白魚って歯応えがすごいんですよね。東京の寿司屋で食べるのとは全然別物で、モヤシみたいにポリポリしてるんですよ。とても美味しい。




そして霞ヶ浦一周記念に鰻重。こういうときは奮発しないとね。大変美味しかった。


ついでに天ぷらの盛り合わせ。
川海老のかき揚げとわかさぎの天ぷら。
これまた美味しいのなんの。





https://tabelog.com/ibaraki/A0804/A080401/8000477/


その後さらに川沿いを歩いていると、潮来に近づいてきて、富士屋ホテルが見えてきた。

それにしても、富士屋ホテルってあちこちにあるね。


ここが橋幸夫の「潮来笠」で有名な潮来というところです。ここに来た人の99%は心の中で、


♪潮来の伊太郎 ちょっと見なれば〜

薄情そうな 渡り鳥〜


と口ずさんでると思う。





残念ながら、この潮来の富士屋ホテルは今年の3月30日にコロナ倒産したそうだ。残念。

その後、霞ヶ浦からようやく鹿島線の潮来駅に着いたのだけど、目の前で電車が行ってしまった。次が来るのは1時間半後。

呆然としてたら、人懐こい駅員のおじさんが話しかけてきたのだけど、このおじさんの話が長くて終わらない。

しかしせっかくなので「タクシーで(成田線に接続する)佐原駅まで行くといくらぐらいかかりますか?」と聞いてみたら「四、五千円はかかるよ」と言ってさらにずっと喋ってる。

なんとか話を打ち切って駅の裏手に出たら大きなバスが停まってる。どこへ行くバスかなと思って近づいたら、目の前で行ってしまった。バス停を見ると、東京駅直行の高速バスだった。しかも佐原駅に520円で立ち寄るらしい。

目の前に安いバスがあるじゃん。

駅員のおじさんの長話に付き合うんじゃなかった。(-_-)


【随筆】霞ヶ浦紀行 その4


に続く。