「生まれ育ち。」の続き


昭和三十年代後半の呉のお話。

山口に住む在日の女子高生、幸子は同じ山口の義兄である修司の紹介で彼が持つ呉の街の喫茶店でアルバイトをしていた。そのお店にはジュークボックスがあり、当時のヒット曲がかかっていた。

そのお店に工業高校をサボってコーヒーを飲みにきていた晃司という男がいた。

二人は同い年でやがて付き合い始めた。


挿入:「双子の妹がやって来た。」


挿入:「修司との出会いの場面」



まちぼうけに続く