人間が弱音を吐くのは、自分に見返りのないことをやってるからだろうと思います。逆に言えば、自分に見返りのあることばかりをやっていれば、弱音を吐かないで済むだろうと思います。つまり、弱音を吐かないで生きるコツは、エゴイストになることです。実際、上のような経緯からエゴイストになってしまったらしい人を僕は何人か見たことがあります。ところが、不思議なことに、彼ら、エゴイストって、けっこう、良心の呵責を感じるらしいです。弱さから逃れるために、確信犯的にエゴイストになってしまったのだけれども、やっぱり本人たちも快くは思っていないらしく、結局は自分の罪にもだえ苦しんでいるようです。他人の弱さにつばを吐きながら、自分の良心の呵責に耐えられるだけの強さは持ち合わせていないのでしょうね。人間って不思議ですね。
今、僕は助けてあげたい人がいるのだけれども、その人は決して僕の話に耳を傾けようとはしません。プライドが高いのでしょうか。ただただ、その人が自滅していくのを、残念に思いながら見守るばかりです。