「【思索】愛憎について その1」の続き。
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夏の暑い日、クーラーは室内に冷気を送り込み、そのために出た排気熱を室外に排出する。
いろいろな民家、ビルでこれをやるので、屋外の温度が上昇する。
その結果として、都心部では、いわゆる「ヒートアイランド現象」が発生する。
ところで、愛憎の激しい人の愛憎の扱い方は上のクーラーの動作に似ている。
身内に愛情を振りまき、その反動で出た憎悪を身内の外に吐き捨てる。
いろいろな人がこれをやるので、世間には憎悪が溢れる。
まさに憎悪のヒートアイランド現象だ。
インターネットに接続すると、右を向いても、左を向いても、憎悪が溢れかえっていて収拾がつかない。
このままでは、この国は憎悪で焼け焦がされてしまう。
どうしたらいいのだろうか。
と思っていると、最近では新しい憎悪の処分方法が開発された。
「隣国に吐き捨てる」という新しい処分方法が。
日本人が日本人に愛情を振りまき、それと引き換えに生まれた憎悪を中国や朝鮮に吐き捨てる。
なるほど、これなら憎悪が国内に溢れなくても済むわけだ。
ところが、世の中、そう上手くも行かない。
何しろ、先方も同じことを考えているのだ。
毎日毎日、憎悪を吐き捨てた国から大量の憎悪が吐き出されてくる。
しかも、某隣国ときたら、日本の10倍もの人口があるのだから、帰ってくる憎悪も10倍だ。
このままでは日本も含めて、東アジア全体が憎悪で溢れかえってしまう。
どうしたらいいのだろうか。
いっそのこと、他の大陸にでも憎悪を輸出してはどうだろうか。
そのうち、月にでも捨てに行かなければならなくなるかもしれないが。
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