ダニみたいな人間たちが群がって成り立っている世間を、遠くから眺めてみると星雲のように美しい。


村社会において孤立している人は、世界的な人なのかもしれない。


肩書き(社会的に高い評価)は平均的な母集団の上位にいる人が得るもので、それ以上のものではない。


人間は母親を通じて、世界とつながっている。


昔の世の中ではこう言われていた。

「百聞は一見にしかず。」

しかし、現代社会においては、もはや以下のように言わざるを得ない。

「百見は一聞にしかず。」

現代人は画像や動画ばかり見ていないで、たまには哲学書を読んだ方がいい。


寂しい街を歩いていて、寂しいのは街ではなく、自分であることに気がついた。

寂しい人の歩く街は寂しい街である。

楽しい人の歩く街は楽しい街である。


最高は2種類ある。

ひとつは母集団における最高。

もうひとつは母集団を超えた最高。

(例えば、一流大学を出て、一流企業で働くなどは、前者である。)

前者は「最も多くの人に認められるところの最高」であって、本当の意味での最高ではない。


人の住んでいる家には生命感がある。

どんなに古い家でも、どこか生き生きとしている。

人の住んでいない家は死んでいる。