これから書くことは、本当は、直接に話したい人がいます。
議論をして、理性や感性を深められたらいいのですが、私にはそれが難しいです。
相手に負担になるのではないか、面倒くさいと思われるだけなのではないかと考えてしまいます。でも、モヤモヤした気持ちが続いて辛いので、ブログに書くことにします。
4月に、映画『主戦場』を見ました。
おもしろいと思いました。
どこがおもしろかったかと言えば、名前だけは知っていた歴史修正主義者の顔が見え、何を言っているかがわかったことです。
ただ、残念ながら、この映画で世論をつくることは難しいと思いました。
例えば、歴史修正主義者たちの発言は差別に基づいたもの。日本社会のなかで朝鮮人差別がずっと続いていること。そのことを問う世論をつくれるかと言えば、難しいと思いました。
日本軍「慰安婦」制度、性奴隷制度を記録し記憶に残すという運動をしている人たちは、映画『主戦場』で、歴史修正主義者たちを負かすことができたとは、少しも思っていません。
負かせてなんかいないし、そもそも勝ち負けではない。
日本軍「慰安婦」制度、性奴隷制度の事実を伝えるという運動をしているのは、二度と再び、誰にも同じ被害が起きて欲しくないから。なので、日本政府に事実を認め謝罪し、賠償せよと訴えている。
闘いを挑んでくるのは、歴史修正主義者たち。
歴史修正主義者たちは、日本軍「慰安婦」制度、性奴隷制度の記憶を消したいと思っているのでしょう。だから、映画上映の差し止めを訴えているのだと思います。
最後に、監督のデザキさんが伝えたかったことは、歴史修正主義者たちがアメリカ人を巻き込んで自分たちの主張を語らせていること、それは、アメリカの戦争に協力していることだよと、そのことを言いたかったのではないかと思いました。
残念なのは、映画を見た人にそれが伝わることもまた、難しいと思いました。