この日7社目は苅田町馬場に鎮座する「宇原(うばる)神社」さん



ご祭神は↓


存在というか、名前は遥か昔から知ってはいましたが、想像以上に綺麗でとっても雰囲気のいい
神社さんでした



 何故名前を知っていたかといいますと、こちらの神社さんには近くの「石塚山古墳」から出土した「三角縁神獣鏡」を6面収めてあるからです。
今回「石塚山古墳」は横を通っただけでスルーしましたが、九州でも古い時期にあたる前期古墳時代の前方後円墳です。
中央(畿内)と深い繋がりがあるといわれている古墳で、出土した三角縁神獣鏡と同じ鋳型で作られた兄弟鏡が京都・大阪・岡山・奈良・大分・福岡県で見つかっています。
既に破壊されており、見ることは叶いませんが、竪穴式石室の中からは小札革綴冑片も見つかっていて、京都の椿井大塚古墳とは特に強い繋がりがあったのではないかと考えられています。
本来銅鏡は11面、14面はあったということなんですが、現在は散逸してしまい行方がわからなくなっています。








 苅田町には巨大な古墳が多く、かなり早い時代からよその地域と交流があったようです。
それを考えると御祭神が中央の方々と深い繋がりがある方が祀られているのもわかるような気がします。



 とても気持ちのいい神社さんです。どうぞご参拝ください!

ちなみに銅鏡は見せてもらえるかどうかは未確認です。
御朱印はバッチリいただきましたけれど(笑)