MHF 亜矢のくぅるぅぅぅん☆↑狩日記(^ω^)b

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MHF鯖2で細々活動中のへっぽこハンター日記です☆

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第3話 盾蟹と新しき技




出演     亜矢  流れ者。カニ好き。




 街に出て最初の獲物はカニだった。

 村の用心棒をしていた頃、亜矢はダイミョウザザミの甲殻から作られた鎧を好んで身に着けていた。

  

   「見た目がかわいくて、そこそこ作りやすい」

 

というのがその理由である。

 街に来た今もまた、ダイミョウザザミの鎧を作るべく、ただひたすらにカニを狩った。


 最初は一人で行っていた狩猟も、いつしか名も知らぬハンターの狩猟に同行するようになっていた。街の周辺にいるモンスターは、村の周辺のそれよりも強い。同じモンスターを標的とする者同士、協力して狩りをするのが街のルールのようなものなのだろう。


 ユクモの村長の餞別で手に入れた武具は、現時点で手に入れることのできる武具のどれよりも強力であった。

 

   「ある程度の実力をつけるまでは1人でやる」

 

という当初の亜矢の見込みは大きく外れ、武具の性能のおかげでほかのハンターと並んでも、足を引っ張ることはなかった。


   「フム…君はなかなかいい動きだが、新しい技がつかえていないようだな。」


何頭目かのダイミョウザザミを狩り終えたとき、名も知らぬハンターが話しかけてきた。


   亜矢  「新しい…技…ですか??」


   「しらんのか。なら教えてやろう。」


そのハンターは、亜矢の握っていた片手剣を奪い取ると、すかさずジャンプ切りをする。着地したと同時に地面を滑り、滑りながら剣をふるって見せた。


   「これが、新しい技だ。精進せよ。」


 名も知らぬハンターは亜矢に片手剣を投げてよこし、風のように去って行った。




~続~



 

第2話 工房のおやじと産地偽装





出演


亜矢         流れ者。一部業界では超有名人


武器屋のおやじ  江戸っ子。






 亜矢は、メゼポルタにあるハンター宿舎の一室にいた。


 完全個室、一度に数千人収容可能なこの宿舎は、ハンターの住居としての機能を備え、農場を利用することで自給自足が可能となっている。



亜矢 「こっちでもライトボウガン使いたいけどー…今のレベルでは無理かー。。」



 亜矢はライトボウガンを使う。

 レベル2拡散弾を現地調合し、ライトボウガンの機動力を利用して神出鬼没に攻め立てる、所謂ゲリラ戦法で数多の強敵に打ち勝ってきた。

 しかし、レベル2拡散弾を打てるライトボウガンは限られている。

 メゼポルタに来て日が浅く、ハンターとしての信用、知名度が皆無に等しい亜矢には、レベル2拡散弾を打つことのできるライトボウガンを手にすることは不可能であった。



亜矢「しばらくは別の武器で我慢するしかないかな」



 亜矢の手にはチケットが数枚握られていた。

 チケットにはそれぞれ、防具の絵、片手剣の絵、太刀の絵、弓の絵が書かれており、ユクモ印のスタンプが押されている。

 ユクモ村の村長が、メゼポルタへと旅立つ亜矢に餞別にと渡したものだった。

 これをメゼポルタの武具工房へ持っていけば、チケットに対応した防具、武器と引き換えできるという。



亜矢「村長さん、ありがとう。早速使わせていただきます!」



 亜矢は武器工房へ向かった。



~武器工房~




親父「へい!らっしゃい!!」


亜矢「あのー、このチケットで武器がもらえると聞いて…」


親父「おう!?こりゃー引き換えチケットじゃねーか!!確かにこのチケットで武具の引換ができるが…」



 武器屋のおやじは亜矢の顔を覗き込む。


親父「はて…あんた、どっかで見たことあるような…」


亜矢「え!?」


親父「そうだ!!おめぇは何年か前 に、ただのブランゴの皮を剛毛だって言って武器屋に卸してたヤローじゃねえか!!!


亜矢「な!!そんな、本人も忘れてたことをネチネチと!!!あんなもんは時効じゃーー!!!」


親父「開き直るってのか!!ふてえ野郎だ!!このチケットもニセモンだったらただじゃおかねえぞ!!!」


亜矢「な…!!このチケットは、ユクモの村長さんが餞別にくれたんや!調べるなら調べろ!!」





親父「ねえちゃん、悪かったな。最近偽チケットが出回っててよ…うちは今んとこ大丈夫だが、ほかの町の店ではだいぶやられたところもあるらしい。工房のギルドでも厳しくチェックしろってお達しでよ。」



亜矢「わかってもらえればいいんです。そんなことより…」


親父「おっとすまねえ、こいつを持っていきな。」



チケットで引き換えた武具を受け取り、亜矢は工房を後にした。



この武具で、必ずやメゼポルタで名を成すハンターになる



新たな決意を胸に、亜矢は家路を急いだ。





~続~

第1話 亜矢、メゼポルタに立つ!


出演


亜矢    流れ者。ソロハンター。人見知り


教官ネコ  世話やき





亜矢「ここが…メゼポルタ…」



 シュレイド王国辺境にあるメゼポルタは、かつてはモンスター狩猟を生業とする「ハンター」が、狩猟の拠点として設けたベースキャンプの1つであった。

 

 狩猟によってもたらされる利益は莫大なものである。


 メゼポルタのようなベースキャンプには狩猟をおこなうハンターのほか、ハンター相手に商売をするものが集まり、いつしかベースキャンプは1つの街を形成するようになった。

 シュレイド王国辺境にはメゼポルタのような「街」が点在しており、この街が生み出す莫大な利益が、王国経済を支えている。



亜矢「ココットとかポッケとはえらい違うな…ハンターさんいっぱいおる!」



 亜矢は小さな村から街に出てきたハンターである。

 ハンターの中には、街を拠点にして狩猟をおこなうもの、ハンターのいないような小さな村を渡り歩き、用心棒家業を行うものなどさまざまである。

 亜矢はココット、ポッケ、ユクモと村を渡り歩き、それぞれの村では「英雄」などと呼ばれていた。

 しかしてそれも長い歴史の中のほんの一瞬の輝きであり、ここメゼポルタに小さな村の英雄の名を知る者は誰もいない。



??「お!新人さんかニャ??おミャーにこの町のことを教えてやるニャ!!」



 街の入り口に立ちつくす亜矢に、暑苦しく話しかけてくるアイルーが一匹。

 そのいでたちは、かつてハンター養成所でお世話になったあの人を思い出す。



教官ネコ「ニャーは教官見習いの猫だニャ!おのぼりさんのおミャーに、この町のことを教えてや   

    るニャ!!」


亜矢   「あ、いえ、結構です…大体わかりますんで…」


教官ネコ「ニャッ!?Σ(゚д゚;)」  


亜矢   「それじゃ、失礼します。」


教官ネコ「ちょ…まって…それじゃ話が続かニャい…(ノДT)」



 教官ネコを振り切り、亜矢は走り去った。

 小さな村とはいえ、ある程度の狩猟をこなしてきたという自負がある。

 亜矢は、手取り足取り教わるのが恥ずかしかったのである。




~続~