こんにちは、しんむらです。
日本のレスリング選手はリオ・オリンピックで大活躍でしたね!
とくに、女子の3連続逆転金メダルは感動的でした。
まさにレスリングは日本のお家芸と言えます。
Wrestling:(レスリング)
この単語にはSilent letter(黙字)が2つあります。
発音に関与しない文字のことを言います。
「w」と「t」は共に発音と関係がありません。
「Resling」でも良い気がしませんか?
「Wr」で始まる単語は多く存在します。
そのほとんどで「w」は発音されません。
ただし、これは現代英語では発音されないだけです。
かつては「w」を発音した時代がありました。
残念ながら当時の音声は残っていないため、学者が想像するしかありません。
英語も仲間であるインド・ヨーロッパ語族を辿ると「Wr」のルーツがわかります。
現在存在する「Wr」単語の多くは本来「Wer」で始まりました。
Wer:「曲げる、曲がる」という意味の接頭語
例:Wrestle, wrong(間違い)
ではなぜ「t」が無音かは定かではありません。
オクスフォード辞書によれば、「L」の前の「T」は発音が省かれる、というルールがあるそうです。
音声を記録する手段がない時代では、言語の進化は早かったのでしょう。
書体の記録は残っているため、そのギャップが拡がったのだと思われます。
****本日の単語****
「Wr」で始まる代表的な単語を紹介します。
・Wrap:(ラップ)包む
・Wreck:(レック)壊す、破壊する
・Wrinkle:(リンクル)皺
・Wrist:(リスト)手首
・Write:(ライト)書く
古代接頭語の「曲がる」という意味が垣間見られます。
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