ラ・ラ・ランド(2016年)
監督:Damien Chazelle
脚本:Damien Chazelle
出演:Ryan Gosling Emma Stone


ド頭の高速道路の超絶乱舞が「ミュージカル映画」としてのクライマックス。ワンショットのように見えるが2ヵ所の高速パン部分で繋いでいる。


ド頭と2番目(パーティーに出かけよう)はともにポップなグッドナンバー、ピアノが奏でるメインテーマとさすらいのバラード風のマイナーな2曲も良い。この4曲だけでミュージカル映画としては充分魅力的。


主要なミュージカルシーン、ラストシーンの妄想/もうひとつの現実を除けば、ド頭は数十人、2曲目は主に4人、その後主人公2人がたくさんあり、最後はオーディションはエマ・ストーンの独唱、とだんだん人数が減っていく。


彼氏が参加したバンド、商業主義に堕ちている音楽として示されているように見えたが、これはこれでそんなに悪くない曲に聞こえる。

 

https://e.jimdo.com/app/cms/preview/index/pageId/2370306089?public=https://www.pasonica.com/2017/03/17/%E3%83%A9-%E3%83%A9-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/

 

シン・ゴジラ(2016年)
監督:庵野秀明(総監督)
脚本:庵野秀明
出演:長谷川博己 竹野内豊 石原さとみ 津田寛治 市川実日子 大杉漣 平泉成

 

基本的に充分満足。

東宝製作でこれだけ自分の趣味を徹底的に押し通して全く新しい種類の映画を作った事は素晴らしい。

 

あえて言えば、多摩川戦に比べるとクライマックス(ヤシオリ作戦)の画の迫力がいまいちだったのが若干不満。

もっとめまぐるしくカメラが移動するとか、画の迫力で多摩川戦を上回ってほしかった。

エンタメはクライマックスでその作品中で最も迫力がある画を観せるべきだと思う。

 

多分さすがにムリなのだろうが、

ヤシオリ作戦失敗→多国籍軍が核攻撃→主人公を含むヤシオリ作戦参加者全員死亡、都心は焦土になる→

ゴジラは真っ黒に炭化して死亡と思いきや、ピクリと動き、ゴジラの子供が無数に生まれて来る→

世界全滅の予感で映画終了……という展開だったらしばらく椅子から立てない程の衝撃を受けたと思う。

 

https://e.jimdo.com/app/cms/preview/index/pageId/2361359489?public=https://www.pasonica.com/2016/10/04/%E3%82%B7%E3%83%B3-%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9/