シロはね、
夢のような、
心の中の映像のような世界。
平和な優しい世の中にいる。
それなのに、
地球星のシロ隊員は
猟奇的だったりする。
「夜って悲しい気持ちなのね。
きっとあれだな、
夜って暗くて暗くて
死んじゃうこと
考えちゃうから
悲しい気持ちなんだ。」
「ダメだよ、クロ。
悪口とか言ってっとね、
心のここんところが
カサカサになるんだぞ。
ほんとだぞ。」
「人の事、いっぱい
傷つけたりウソついたりした時ね
シロ、神様にいっぱい謝んのね。
ゴメンナサイ、
もうしません。ゴメンナサイ」
「嫌いだよ、こんな街」
「燃えちゃえばいいんだ、こんな街」
クロはね、
街を愛し闇を恐れてる。
道徳を知らず、血を好む。
猟奇的なくせに
いつも何かに怯えてる。
きっと、
来たる明日に怯えてるんだ。
シロがいなくなることに…
「シロは冬が嫌いでね、
冬になるとよく泣くよ。
アリとキリギリスの話が嫌いでさ
キリギリスは悪くないのにって
シロが泣くんだ。
シロが泣くんだ。」
「クロが悪魔に憑かれたってな」
「街に対する愛情が深い程
負う傷も深くなる」

