〈私はお二人に
私の話を聞いて欲しくて
ここに来ました。
私は、トモって言います。
お気づきの通り、
祖母から
魔法の力を授かりました。
ついさっきまで、
そのことを知らずに
記憶を消されたままで、
何も知らずに
自分が誰か分からないまま
過ごしていました。
でも、自分が
祖母から受け継いだ
すべての事を思い出した今、
私はあなた方を
助けたいと思いました。
それは、
同情などからくるものでなく、
私の宿命だと思ったからです。
さっきまで一緒に居て、
私の過去を伝えてくれた
占い師さんが言うには、
この世界には
もう私みたいに
魔術を操れる者は
居ないそうです。
魔法は、未だに
世界最大の力
とされていて、
魔術や魔法の前では
勝てる者はいないと。
だから、決めたんです。
ここを私が歩む道にしようと。
祖母から受け継いだ、
権利を守ろうと。
…さて、私のお話は
ここまでです。
最後まで聞いてくださって、
ありがとうございました。
次はあなた方の
お話をお聞かせ願えますか?
2人にはまだ
人間の心が十分に
残っているハズですね。
まず私が初めに
出会った貴方は、
なんていうお名前ですか?〉