12月25日 (日曜日) 晴れ クリスマス

 

7月から暫く更新してなかった。

 

特別な事もない限りどうせ気持ちは変わらないままだし同じ様な事をあーだこーだって書き残すより何か変化があった時にでもって思ってた。

 

そして今回、そのタイトルどうりそれが夢でもなければ幻でもなく現実で起こった。

 

本当に偶然でタイミング1つで出会うか出会わないレベル。

 

丁度、今日から1週間前の16日(金曜日の夜)

 

病気の騒ぎが始まってからずっと中止になってた地域のマラソン大会もあちらこちらで開催する様になってなるべく俺は地元や近くで行われる大会にはエントリーしてた。

 

もちろんそれは彼女に出会えるかもしれない、名前や成績や順位もネットで公開されるから、もしたら気付いて貰えるかもしれない。

 

そんな、限りなく遠い希望を思い抱いてた。

 

そして2日後に控えた某市のマラソン大会にもエントリーしてた俺はその最終調整で外を走らず軽く流す感覚で何時もの様にお店が終ってからあの場所に向かってた。

 

フィットネス近くの交差点。

 

単車で走って来た俺は正面の信号が赤だと気付いたので、それをショートカットしょうと左にあるコンビニの出入り口に入り反対側の出入り口から出ようと考えて左にハンドルを切ったその時、正面から出ようとしている一台の車と停止線で出くわした。

 

お互いスピードも出してないしぶつかる事もなく一瞬お見合いになって俺はかるく頭を下げた。

 

向こうも軽く会釈をしてくれた感じ。

 

本当に一瞬だった何故分かったのかも不思議なくらい。

 

向こうは車内で暗いし、しかもマスクをしていたので目元しか見えないでも何故か懐かしく優しい感覚?

 

大げさかもしれないけどその一瞬で心の鼓動が激しく動いた。

 

向こうは気付いてなかったけど俺はそんな感じがして少し単車を窓側に動かして運転席をのぞき込んでやった。

 

暗いしマスクもしてるし100%の自身はなかったけど俺は自分がしていたネックカバーを下にずらして自分がちゃんと見える様に運転席を覗いた。

 

もしも、人違いだったら変な人だと思われるかもしれないけど…

 

でも、そんなの構うもんか、もし人違いだったとしてもその時は、『知り合いと間違えました』と誤ればいいだけ。

 

無我夢中で運転席のドライバーに自分をアピール。

 

ゆっくりと静かに助手席側のパワーウインドウが下りる。

 

もうヤバイ、心臓バクバク。

 

『〇〇さんですか?』

最初に声をかけてくれたのは向こうだった。

 

ヤバ、今その時の事を思い出しただけで涙出て来た。

 

『やっぱり!!!そうだった、〇〇ちゃん!』

『はぃ。』

 

マスクをしたままだったけど紛れもなくそれはずっと逢いたかった彼女だった。

 

夢じゃない現実。

 

『元気にしてた?』

『はぃ。』

 

マスクはしてたけど彼女のその返事に笑顔が見れた。

 

俺がエンジンを切って単車を止めると彼女ももう一度コンビニの駐車場に入ってバックで車を止め直してくれた。

 

約3年ぶりの再会。

『本当に元気にしとった?』

『はぃ』

『3年ぶりやで、話したい事いっぱいあり過ぎっ!』

『えぇー』

 

このやり取りも何か懐かしい。

『良く私ってわかりましたね、マスクもしてたのに。』

『一瞬、えっ!って思ったけど目元がそうだったし、それにやっぱり目元が絶対そうって思ったけど違ってら変な人って思われるかもって思ったけど目元が、〇§Ψ※▽〆※:;@:…俺って直ぐに分った?』

 

嬉しすぎて同じ事を連発してたと思うし落ち着くまでは何を言ったのかも覚えてない。

 

『はい、前に配達とかしてるって言ってたし変わったバイクに乗ってたからそうかなって思いました。でも本当に良く私って解かりましたよねっ。』

 

彼女の方も突然の再会に同様してたのか同じ事を何度か言ってた気がする。

 

『もし信号が青だったら真っ直ぐ行ってるんやで、赤だったからショートカットしようと思ってこっちに入って向こうから出ようと思って入ったら…車が正面に出て来て…』

 

『そうなんですね、未だ会員んで通われてたんですね。』

 

『未だこの街に居てくれたんや(涙)』

『はぃ』

『俺さ、直ぐに騒ぎも治まって又直ぐに会えるって思ってたから…それがこんな調子でずっと騒ぎも治まらないしいつ行っても〇〇ちゃん見ないし…』

 

『はぃ』

 

『もしかしたら、騒ぎが酷くなって仕事も辞めて自分の住んでる街に帰ったのかな…とか…あの時もっと色々聞いて置けば良かったのかなとか…』

『うん、うん…』

 

彼女は頷いて聞いてくれてた。

 

『やっぱりもう退会しちゃった?』

『えっ!あっ、取り合えず今は一度、退会しました。それに料金も値上がりしちゃいましたよね?』

『うん、、、』

『今ってどんな感じですか?未だマスクしてないと走れないんですか?』

『うん、でも皆、臨機応変に走りながらマスクずらして走ってるよ。』

『そうなんですね、ナイト会員でまた行こうかなぁ』

 

『もう、電話番号教えて!』

 

勢いで言ってしまった。

『えっ!』

『俺、何も知らないから…めちゃくちゃこの街をあちこち走りまくったんやで…走ってたら何処かで逢えるかもって思いながら…』

 

『…』

 

彼女の様子が少し困った感じに見えた。

 

それ以上、もう押し切れない。

 

『ごめん、でもあの時もっと色々聞いて置けば良かった、嫌われてもいいからもっと押せば良かったとか後から後悔したんやで…』

 

『…』

 

言い訳するような感じになったけどさり気なく話しを変えた。

『もしかして、結婚した?』

『してないですよぉ。』

 

彼女の顔に少し笑みが戻った。

 

『特に変わった事とかなかった?』

『はぃ』

『そっか、元気そうで本当に良かった、俺なんかと比べたら〇〇ちゃんは全然若いから。』

『〇〇さんが思ってるほど私、そんなに若くないですよ~』

『えっ!』

電話番号を聞いて彼女の顔が曇った後に話をそらせて戻った笑みだったから、このタイミングで何歳か聞くべきなのか迷った。

『俺さ、この前〇〇〇さんマラソンのハーフに出て完走したんやで!初めての大会でハーフ』

『えぇー凄い!』

そう言う反応が嬉しかった。

『完走と言うより逃げ切ったって感じ、遅すぎると足切りでバスに乗って下さいって言われるみたいで必死で一番最後のペースメーカーから逃げとった(笑)だからタイムも順位も後ろから数えた方が早いし』

『でも凄いじゃないですか!』

『ありがと、それでな今度は10キロだけど明後日の〇〇マラソンにエントリーしたから今から最終調整に行く途中だったん』

『そうなんですね。凄いな~』

『今度はハーフじゃなくて10キロだからこの前よりは楽だと思う、でも油断は禁物やで』

『頑張って下さい』

『うん、ありがと』

嬉しくて興奮しすぎて色んな事を喋った。

でも結局、何処に住んでるとか何をしているのとか彼女に関係する事は何も聞けなかった。

でも最後に

『俺さ自分で珈琲ショップしてるから、一人では来にくいと思うから友達とか誘って飲みに来て!』

『前にお店してるって言ってましたよね。』

『珈琲好きって言ってたよな』

『はい、好きです』

そこはハッキリそう言ってた。

『だから、本当に変な意味じゃなくて一回お店に珈琲飲みに来て。』

そう言って俺はお店の名前と場所を説明した。

暗くて、いや怖くて彼女の表情を見なかったけど彼女は最後に『はい』って答えてくれた。

 

あれから一週間が過ぎたけど未だ彼女のご来店はない。

 

まだ一週間。

 

これって、、

 

いやいや毎日お店を開けるのが楽しみだ。

 

〇〇ちゃん早く来て、俺の事、好きって言わせる事は出来なくても俺が点てた珈琲を美味しいって言わせたいから。

 
 
 

7月16日 (土曜日) 雨

人前では全くそんな素振りはしないけど、本当はもう色々どうでもいい。

 

自ら死にたいとかそこまでは思わないけど…

 

でも、もし今、治らない病気にかかって医者に余命何ヶ月って言われたら、『へぇ~そうなんだ、それじゃ残りの人生、何しようかなっ?』って感覚で軽く気持ちを切り替え出来そう。

 

こんな事を書いちゃってる俺、最低。

 

必死に病魔と闘ってる人ごめんなさい。

 

昨日は特別な日だった。

 

だけどそんな特別な日にスゲー辛いことがあった。

 

辛いと言うよりグサっと傷ついた。

 

何があったか何て事は書かないけど多分、昨日の事はずっと忘れられないと思う。

 

でも…

 

けっこう単純な性格だから、もしかしたら違う事で嬉しい事や楽しい事があったら忘れちゃうかも(笑)

 

現に新規のお客さんに自分が作った商品を召しあがって貰ってお会計の時に。

 

『凄く美味しかったです』

 

その一言を笑顔で言って貰えるとそれだけで気持ち救われる気がする。

 

昨日の事は確かに凄く辛かったけど思い出せば傷付きまくりだけど切り替え大事。

 

嫌な事も辛い事も生きてたらあるさ。

 

それがあるから良い事、楽しい事、面白い事、嬉しい事が感じられる。

 

ちっちゃい自分にスキルアップ!

6月7日 (火曜日) 曇り

最近、嫌な事が立て続けに続いてる。

体は丈夫でも心はそんなに強くはねーみたい。

人前ではそんな風には見せてなくてもね。

誰かに愚痴とか毒吐きするわけでもないから此処で一人で呟く。

そして、ため息。

幸せ、逃げて行く?

逢いたい。

5月17日 (火曜日) 曇り

大型連休が終わって五月も半分過ぎた。

相変わらずの生活。

 

フィットネスにも休まず通ってるけど彼女の姿も相変わらず見ない。

 

居ないのに着替えてフロアーに出るとあの頃、隣同士で走ってた事を何故か何時も思い出す。

 

それが、切ない事なのか幸せな事なのか分からないけど通い続ける事に意味があるんだと思う。

 

今夜もオリジナルのテンションをあげてあの場所に行こう!

4月13日 (水曜日) 快晴

年度が変わった。

4月になって又俺は真剣にフィットネスに通い出した。

しかし何時、行っても彼女の姿は見ない。

でも、トレッドミルに上がって走り出すとあの頃の自分と彼女が浮かんで来る。

同じ事の繰り返しかもしれないけど…

どんどん年齢も増して行くけど…

今の自分の気持ち大事にしたいから。

又、俺は通い続ける。