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久しぶりのブログ更新となった。
訳がある。
こんなものを見つけてしまったからだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Fukushima7.png
3.11大震災による原子力発電所の事故は東京電力福島第一原子力発電所が史上
最悪・最大だからそちらに目が向くのは至極当然だ。
しかし東京電力福島第一原子力発電所に隠れて、日本原子力発電東海第二
原力発電所でも爆発寸前まで事態が悪化してたのは余り報道されてなかったし、
情報も極端に少なかった。
ウィキペディアには以下の記述がある。
東北地方太平洋沖地震 [編集 ]
2011年 3月11日 の東北地方太平洋沖地震 により、原子炉 が自動停止した。常用の外部電源も停止したことから、非常用ディーゼル発電機3台を起動して運転に必要な電源を確保したが、津波 によってディーゼル発電機用海水ポンプが故障したため、残るディーゼル発電機2台で原子炉冷却に必要な電源を確保した[3] 。その後外部予備電源が回復し、3月15日0時40分(JST )に原子炉水温度が100℃未満の冷温停止 状態となったことを確認した[4] 。その間は注水と、水蒸気を逃がすための弁操作の綱渡り的な繰り返しで、冷温停止までにかかった時間も通常の2倍以上であった[5] 。
しかし、高さ6.1m(想定津波5.7m)の防波壁に到達した津波の高さは5.4mで、工事中のため防波壁には穴が開いていた。その穴から入った海水によって、全3台の海水ポンプが水没(2台は水深が低かったため稼動)し、非常用ディーゼル発電機1台も停止した。原子炉は冷却し続けられたが、もう少し波が高かったら、全ての電源が潰滅し、福島第一原発 と同じ状態になっていたという。日本原電は、「(冷却機能が全て失われた)福島第一の事態になった可能性は否定できない」と述べている[6] 。
「水蒸気を逃すための弁操作の綱渡り的な繰り返しで」の意味するところは、
所謂ベント操作をしたものと考えられるが、ベントによる放射性物質の環境への放
出があるならば、当然周辺住民への被爆を避けるため避難や室内待機等の指示
があってしかるべきだが、そのような事は未だ報道されたとの記憶もないし情報に
接したこともない。
Mar15からMar29の線量は福島第一と比べても同等に高くなっている。
特にMar21はEvacuation zoneに匹敵するするのではないか。
近隣に位置する東海村、日立市、常陸太田市、那珂市、ひたしなか市の住民は
知らされていたのだろうか?
何も知らされずに被曝してしまっている事も知らずにいるのだろうか?
もしそうだとしたら、全てを闇に葬るつもりなのだろうか?
不信感がつのる。
損害賠償、廃炉や除染などにかかる費用を発電コストに加えて算出
することを決めましたと言ってる。
何か足りない。
被爆してしまったであろう国民。
避難を余儀なくされた国民。
友と別れなければならなくなった子供たち。
見えない放射能に悩まされる国民。
毎日の食料に頭を悩ます国民
故郷を失い、仕事を失い、友を失なった。
放射能の無い失った平穏な生活は戻らない。
これらは費用として算出する事は不可能だし、
例え算出できたとしてもそれは発電コストに加えて算出する類のものではない。
従って原発事故を前提としてのコスト論議は意味が無い。
日本国憲法第25条:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
コスト試算する者の頭の中は「国民不在」だ!