7日夜、北日本を寒冷前線が通過しました。



通過に伴い、落雷(■や×マーク)が多発しています。
赤や黄色でなく青いエコーが中心なのに
落雷が活発という……まるで冬のようです。


前線の後ろ側からは、上空約5500mでマイナス36℃
という真冬に大雪をもたらすほどの寒気が押してきます。


翌日8日の朝です。


前線の活動は弱まり、まもなく消滅すると思われます。

さきほど江戸川区を
スコールライン型の線状降水帯が通過しました。

雷こそ鳴りませんでしたが、
夕立のような土砂降りになりました。

線状降水帯には他にバックビルディング型などがありますが、
スコールライン型は比較的危険性は低いものです。
 

 

 


雨はごく局地的でしたが、
船橋でこのスコールラインに伴い、
1時間に6.5mmを観測していました。

ひじょ~~にお久しぶりの更新です。
PWをよく覚えていたものだと我ながら感心しました笑。

さて、南岸低気圧がやってきますね。
天気図解析も兼ねて、動画にまとめたので
よろしければぜひご覧ください。

 

さんざんサボってしまい、久々の更新ですm(__)m。

東京は30℃近い暑さから一転、

12、13℃と「真冬の暖かい日」並みの気温になってしまいました。

 

そして、南海上には前線が停滞し、

梅雨のような長雨が続く兆候も見えてきています。


17日は、次第に気圧の谷が抜け、全国的に天気は回復傾向。


18日になると、再び西から気圧の谷が近づき、

天気は悪化傾向です。


19日は、一見関東に負の渦度が入ってるように見えますが……。


17日は、東日本を降水域が抜けますが、

西日本の太平洋側には、しぶとく降水が残る予想。


 

18日は東日本では降水はなくなるが、

高気圧の南の縁で、すっきり晴れるかわからない。

西日本の太平洋側は、天気は降水がありそう。


 

19日になると、南海上を低気圧が進んできて、

再び東日本も降水がまとまる予想。

関東平野に冷たい空気が溜まる兆しが出ており、

かなりの低温が予想される。




18日に激しい雷雨や雹に見舞われた都心……。

19日は18日に比べて、かなり大気の状態が安定しそうだ。

 

もし「雷雨があるかないか賭けろ」と言われたら、

私だったら迷わず、「雷雨はない」に賭けるだろう。
 

太平洋高気圧の勢力は弱まったままだが、

深い気圧の谷が抜けきっている。

 

強い降水域も、主に東海上に予想。

 

500hPaには次第に暖気が入ってくる。

 

一方で、850hPaの温度は、18日より下がる。

 

上空で暖かく、低層で気温が下がる……

大気の状態が「安定」になることがうかがえる。


18日朝にかけて、福島県や新潟県で

線状降水帯による豪雨があり、

レーダー解析で加茂市等、1時間に100ミリ以上と推定されます。

 

この線状降水帯は次第に南下、

関東南部では「雷雲」という形に変わって襲い掛かります。



東京から神奈川で、ひときわ白く輝く積乱雲。

 

14時前には多摩地方や神奈川県西部で激しい雷雨。

 

雷雲は東進~南東進して、

都心北部や横浜に入ってきます。

雲は3~4つの系統に分かれたように見えます。

 

このタイミングで、猛烈な雨や雹が各地で観測されました。
雹のメカニズムについては、↓のブログに以前書きました。

※目指せ!雹(ヒョウ)マニア!!初夏は雹にご注意

 


850hPaには18℃(地上気温33℃相当)の暖気が侵入。

一方で、500hPaでは-9℃以下の強い寒気が入っていました。


低層で暑く、高層に寒気…

大気の状態が非常に不安定になっていたと言えます。
 

雹や激しい雷雲に見舞われた地域では、

1時間で15℃近く気温が下がりました。

 

なお、予想天気図を見た範囲では、大きな降水予想はなかったが、

大雷雨になってしまったパターンです。

※さきほど、三宅島で最大瞬間風速37メートル。

さて、昼間発表された今夜21時の予想天気図を見てみましょう。

東海付近で

正渦の極大に一致する、深い気圧の谷(=台風3号)。

また、台風3号が太平洋高気圧の縁に沿うように

東進していったこともわかります。

 

茨城県で、強い降水が計算されていました。

 

台風に伴う暖気核は、かろうじて残っています。

台風に伴う上昇流と、背後に下降流。

 

東海付近でも、台風は348Kの暖湿気団をキープしています。

最大985hPaに達した台風3号、
今朝8時に長崎市に上陸した。


山を上昇する際、中心付近の雨雲がひときわ発達。


その後、四国、紀伊半島に再上陸したあと、
東海から関東にもやってきた。

南海上にある台風本体の雨雲とは別に、
北側に活発な雨雲が……沿岸よりむしろ、
茨城や埼玉、東京で雨脚が強まり、竜巻注意情報も。


雨が強いエリアは引き続き、東京西部や埼玉、茨城。
横浜付近でもやや雨脚が強まってくる。


まもなく、関東に最接近か……。


19時を回るころから雨が激しくなり、

ところどころで1時間に30~40ミリ。




茨城県の常総市では2時間で129ミリ。

南海上を東進した台風としては、

かなり雨が強まったタイプと言えそうだ。

今日は北陸で大雨になった。


北陸で1時間に50ミリクラスの雨に見舞われたが、

東に進むにつれて雲は弱まり、東京はぱらつく程度……。

一方、西日本は、真夏並みの暑さに。

梅雨前線は北上、朝鮮半島~北陸付近に停滞。

 


加えて九州の南から北上してきた熱帯低気圧が。。。

やや発達しながら、南海上を東進した。

 

関東にとってもやばそうな雰囲気が漂う気圧配置だが、

今日は特に何も起こらず。


案の定、北陸付近を高渦度が接近。

 

太平洋高気圧の基準(オレンジ)はまだ南海上で、

梅雨明け発表を躊躇するのがわかる。