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僕は自分を殺す夢を見た
赤く染まった無数の僕の１人が笑う

赤に染まった僕とナイフ
周りは自分で殺した僕ばかり
最初はただ自分が憎かったんだ
自分を殺したくなるほどに
だから傍にいた憎い僕を切って切って切って……

真っ赤に染まった僕の体の

キレイなままの白い手首
眺めて僕は笑って
「さいしょからこうすればよかったんだ」
赤いナイフで一本の線を描いて
瞬間 溢れ出す赤 赤 赤


満たされる気持ちと満たされない気持ち
二つが混ざり合って…



目を覚まして
左手には無数の
赤い傷 傷 傷
「あれ
まだ生きてたの？」
そう言って笑ったのは
『僕』だった

あおいろ

遠いとおい アナタを探した
広いひろい せかいの中で
暗くくらく おちて行ったのは
私わたし わたしだったのに


透明が黒く濁って 青と赤がちらついて
閉ざした心 出口は見えない

透明が黒に変わって 涙(あお)と血(あか)にそまってく

アナタのくれる音だけが
あおとあかをへらしてくれた
黒が消える 透明になれる
でもアナタが音を失って
あおとあかは かれちゃって

おちて落ちて堕ちて……

…そーいえば

そーいえばさー
たまーに思うんだけどねー

……私ってなんで生きてるの


あ
鬱的な意味じゃないよ？

私…手首をガラスで切って、縫うほどの怪我してんだよ？？
９針も縫ってんだよ？

…なんで生きてるんだ？

場所的に血管やっちゃって死んでてもおかしくないのに
逆の手首の同じ場所だったら、絶対アウトなのにー
そして、何故かその時とっさに出た手が利き手と逆の手だよ？

いろいろ謎だわー…





………まぁ、私が死んでようが死んで無かろうが世界は変わらないんですけどねー

所詮はちっぽけなただの人間の１人ですしー

きっと誰も、私がいてもいなくても変わらない毎日を生きてるんだろーなー。