オフセットタイプの切替式ラチェットコンビ | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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こんにちは、工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
先日、お客さんから問合せを頂きました、
「オフセットタイプのラチェットコンビで空転トルクの一番軽いのってどこですか?」って・・・。
お店に在庫である、写真上からスタビレー・KTC・HAZET・SIGNET・KINGTONY・snap-onでカリカリやって比べてみました。

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そうしたら、正直意外でした、snap-onが一番軽かったです。
僕の感じた感覚ですけどね、でもsnap-onだけ明らかに軽く感じました。

それで、並べていて思ったんですが、長さも違うし厚みなどなんか違うから、比べてみよう!
で比べてみました。

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まず、オフセットの角度。
同じように見えてもこうしてみると、みんなバラバラ。写真奥がsnap-onで長いのもありますが、オフセットの角度が一番あります。
次はドイツのスタビレーとHAZET、その他は似たり寄ったりでしたが、メーカーによって違うんですね。新たな発見でした。

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それと切替の方法、スタビレーはメガネ横のポッチを押して切り替えますが、その他はレバー式。
そして、じ~っとめがね部を見ていると、写真右から3番目、SIGNETなんですが、頭が他より大きいぞ!

これも、全部測ってみました。

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比べたのは12mmのレンチなんですが、一番頭の大きかったのはやっぱりSIGNETで外径が24mm強でした。

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一番小さかったのは、HAZETで23mm弱で、SIGNETに比べて1mmも違います。
その他は似たり寄ったりで23mmちょっとでした。

でもSIGNETは、他とは違う機構があるんです。

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めがね部の奥にツバが付いてるんですが、見えますか?
これがミソでして・・・

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ナットが乗っかるんです、作業的にこの様な向きでは使えませんが、例えば、ボルトの途中のナットを回す時に、メガネ部のツバがナットにかかって、抜け落ちずに回しやすいんです。
でもナットがあまりにもゆるいと、供回りしてしまうので指で回した方が速いこともありますけどね。。。

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オフセットタイプはどうしても切替付になるので、その機構がメガネ部に付く為、写真左のストレートの表裏で使うラチェットメガネよりも、メガネのアゴのところが大きくなるのはしょうがないです。。。

同じような工具でもメーカーさんによっていろいろです。
こうしてお客さんいお問合せを頂いて調べることによって新たな発見があるのです。そして、それが他のお客さんの役に立つ情報となります。楽しいな~。