このスタビレーのこだわりが好き！

こんにちは！工具屋てっちゃんことファクトリーギアの澤山です。
僕は車の免許とって初めて乗った車がワーゲンのビートル、その後ゴルフⅡとドイツ車に縁があります。

今日紹介するのもドイツの工具メーカー「スタビレー」
このスタビレーのコンビネーションレンチはメーカーさんの拘りが詰まっていて僕は好きです。

この頭にちょっと秘密があるんですが、コレだけでは分かりませんよね、
ちょっと紹介しますね。

２本のコンビネーションレンチを並べてみました。
上がスタビレーです、首のオフセットは15°で一緒ですがそれ以外の違いに気付きましたでしょうか？

う～ん・・・分かりませんよね。。。
では、こちらの写真をご覧下さい。同じ写真に線を入れました。

レンチの中心から線を伸ばすとスパナ部分の位置が違いますよね。
これが大きな違い、スタビレーの拘りなんです。

一般的なスパナでボルトを締めると、こんな感じになります。
矢印のところは、ボルトを回す時にトルクが集中するところで、ここが支点となります。
この支点は、一般的なスパナだと上の写真の様に、ボルトの中心近くになります。
この場合、大きなトルクが掛かるとあごに負担がかかり、口が開き易くなるのです。

スタビレーは・・・

ご覧の様に支点がスパナの柄の部分に来る様に設計されていて、トルクを掛けて回した時にバランスよく回せる様になっているのです。
こんなこと、あまり気にした事ありませんよね～。

スタビレーの殆どのスパナがこの設計になっています。
柄の部分のI型形状が注目されがちですが、こんな所にもスタビレーの拘りがあったんです。
こういう工具への想いというか、拘りが僕は好きです。