精密ドライバーは現物合わせが一番! | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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先日、大手ハンバーグチェーンの方から、ドライブスルーの機器に使っているちょっと変わったねじを回すドライバーの問い合わせを頂きました。


電話での問い合わせで、「1mm~1.5mm位のねじなんですが・・・」


と言われても

1mmとか1,2mmのねじになると、一般的には+の00番なのですが、ねじの頭の形状によって、合うものと合わないものがあり、正直現物をあわせないと分かりません。


なぜかというと

一般的な+ドライバーの一番小さいサイズは00番なんですが、同じ00番なのに、メーカーによっては、大きさや形状が微妙に違うんです。


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お店にある+の00番のドライバーを4つ並べてみました


この4本は同じ+の00番です。

なんかちょっと違う感じがするでしょ?


先端のアップを見てみましょう。

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4本ともそれぞれ違うでしょ。

これ全部、同じ呼びのドライバーなんですよ。


特に、これを見比べてみてください。


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左はPBなんですが、先端が尖っていません。

尖っていないのには、訳があるんです。

ねじの溝に、ゴミなどが入っている場合、先端が尖がっていると、奥まで入らず浮いてしまい、掛かりが浅くなるからなんです。


でも、精密のねじの頭がナベ頭ではなく、サラねじなどの薄い頭だと、先端の尖がった部分しか掛からない場合もあるのです。


だから、ねじによっては、左の形状のドライバーがよかったり、右の形状のドライバーがよかったりするんです。


小さなねじを回す精密ドライバーを探す時は、現物合わせをするのが一番いいです。

いくら一流メーカーのドライバーでも合わないことがあるんです。