本日2回目のブログです。
先日のブログ
から、ショートシリーズ化してしまい、昨日は
今日はその続きです。。。
振り角が、狭い方が作業性がいいのは、もうお解かりいただけたと思います。
12角のメガネを使うと、振り角30°でボルトを回せます。
では、スパナのように裏表使って半分の15°で回せないの?
って思いますよね。
でも、普通のメガネは、その12角のメガネ部にオフセットが付いていないので、裏表にしても同じ角度になってしまい、振り角は30°のままなのです。
でも、でも、あるんですよ!
さすが、考える人はいるんです。
それは、これ!
SNAP-ONの超ロングストレートメガネとネプロスのストレートメガネです。
(この他にもMAC TOOLのメガネもそうですが、当店では取り扱いがないので・・・)
説明しますね、ちょっと難しいですよ。
メガネの12角の形状が、センターから7.5°オフセットしています。
分かりますでしょうか?
普通のメガネは、同じ角度なので、表から裏返しても同じ角度でボルトにはまります。
これに、7.5の角度を設けたメガネを重ねて、はめてみます。
表から裏返します。
裏返すと、この角度でボルトにはまります。
7.5°づつズレてはまります。
7.5°+7.5°の15°の振り角でボルトを回せるということなのです。
ボルトを回すのに必要な60°の振り角、
その作業性を向上させようと、15°のオフセットを付けたスパナ
裏返して使わなくても30°の振り角で作業性を向上させた、メガネレンチ
さらに、そのメガネに7.5°のオフセットを付け、15°の振り角で作業が出来るメガネレンチを作り出してしまった、メーカーさん。
凄いです。
でも、意外とこのメガネの存在を知らない人も多いのです。
僕達の責任です。
ちょっといいでしょ?このメガネレンチ
狭い場所で力をかけて回したい時、このメガネレンチは便利です!!
このシリーズでオフセットのことを、お解かりいただけたところで
以前、ブログで紹介した。
こんなスパナもあります。
いろいろ考えますよね。
工具の世界は深い~、面白いです。