UFC110
今回のUFC110はビッグファイトは無いものの、中々のマッチメイクと好試合が繰り広げられた。
私の主観であるが、今回のベストマッチを3つチョイスしてみた。
第1位
今回の一番印象に残ったのは、
ライト級のジョー・スティーブンソン対ジョージ・ソティロパロスの一戦。
ライト級の中では頭一つ抜け出てるB・J・ペン。
そのすぐ後ろにつけている集団の中の一人ジョー・スティーブンソン。
対戦相手のソティロパロスはあまり名前の聞かない選手だった為、スティーブンソンの圧勝かと思われた試合であったが、この試合はスタンド・グランド共にソティロパロスがスティーブンソンを圧倒。ほぼ全てにおいてソティロパロスが上回っていた。とくにグランドワークは見ていて非常に楽しめる物であったし、もう少しで一本勝ちという所であった。
現在の年齢が32歳と遅咲きの感もあるが、今後ライト級を騒がせるであろう人材の一人として予感を感じた。
第2位
ミルコ・クロコップ対アンソニー・ぺロッシュ
ヴァンダレイ・シウバ対マイケル・ビスピン
ミルコの試合については正直相手が格下であった。全体的な流れもミルコだが見ていてまだオクタゴンの戦い方に戸惑いを感じている気もした。
この試合の一番の見どころはミルコの肘であった。一撃で相手の額をカット。やればできるじゃないか!
今後の試合に期待をしたい。
ヴァンダレイの試合については、双方とも最近の試合ではスタミナ不足が感じられたが、この試合は最後までスリリングな展開だった。また両者とも好きな選手な為、どちらを応援するか迷う試合だった。
意地と意地のぶつかりあいの試合はシウバに軍配が挙がった。ジャッジも納得のジャッジでしょう。
お疲れ様でした。
セクシー山こと秋山との次戦を予定のシウバ。かつての日本人選手たちのように彼を葬ってもらいたい。
第3位
ノゲイラ対ベラスケス
この試合は私の予想通りであった。
どう予想通りかというと、最近のノゲイラは必ず必ず打撃で序盤を戦う。かつての打たれ強いノゲイラならまだしも最近ときたら、すぐにグラつくようになった。
ましてや相手は若く勢いのあるベラスケス。打撃で挑もうものならやられると思っていたら案の定。
クートゥア戦を見る限りグランドテクニックについては、衰えは感じなかったのに何故グランドの勝負をしないのか?
ボクシングを覚えてからのノゲイラは弱くなった。別に倒せるパンチをもっているわけでもないのに。ボクシングを覚えたのはテイクダウンの伏線の為ではなかったのか?
なのにそれを活かそうともせず!!シルビア戦のように本当に困った時だけはグランドに持ち込んだが。下手に自信を持ったせいで・・・
本当の自分の強みが何なのかを今一度認識してもらいたい。
他にも全体的に面白みのある試合が多かった。
次回はUFC111。
GSPのタイトルマッチなど面白いカードがある。
楽しみです。

