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基本、好きなことして過ごしてますÜ

アラサーを意識し始めたら、
あ、好きなことして過ごそ
と思いはじめて
基本好きなことして過ごしてます。
お酒.映画.海外ドラマ.旅行.読書.メイク.友人と過ごす時間



初春大歌舞伎を観劇に松竹座に行ってまいりました。

今回は昼の部、夜の部の両方を。

昼の部は初めての1列目で変に緊張。笑

昼の部の演目は
𓀤土屋主税
𓀤寿栄藤末廣
𓀤河庄

土屋主税と河庄は何度観ても感動しますね。

とくに河庄は、
ため息がこぼれるほど、
美しく、
涙がツーっと流れるほど
悲しい。

とくに治兵衛が小春に、
3年間の言葉や想いはすべて嘘だったのか、
と詰め寄る場面がグッとくる。

遊女小春と妻子ある紙屋の主人治兵衛との許されざる恋。

現世では一緒になれないから、
心中しようと誓い合った2人。

でも治兵衛の女房おさんから小春へ手紙が届く。

そこには紙屋の苦しい内情、
それ故に治兵衛と別れてほしいという願いが綴られており、
小春はおさんの心情を察し別れることを決心。

でも、その小春の急な心変わりを知った治兵衛は、
心中しようと言ったのは嘘だったのか、
ずっと騙していたのかと、
怒り、
刺そうとまでする。

おさんへの義理で、
心中まで約束していた、
別れたくないはずの人と別れると決心した小春と、
そんなこともしらずに怒り、責め、
未練を残しながら去っていく治兵衛。

ほんとは離れたくないの、
心変わりなんてしてないの、
こういう事情なの、
と伝えられず、
泣き崩れながらも、
そのまま離れなければならない小春の心情を思うと、
胸がギューッとなって涙がこぼれる。

恋に溺れ、
心中しかねない夫を持つおさんにも同情するけど、
登場するのは小春なのでどうしてもそちらに感情移入してしまう。

そして小春を演じる中村壱太郎さんがまた美しい。

所作、声、立ち姿、座り姿。

もうすべてが美しく、
女性より女性らしく、
目も、身も、心も、奪われてしまう。

そんな壱太郎さんの美しさが、
話の切なさに拍車をかけていて、
余計に涙を誘われるのだ。

そして合間合間に入るちょっとした笑いが、
話をより一層切なく悲しくさせている。

きっと心中物は何百年経っても人の心を掴み、
涙を流させるんだろうな。

この河庄。

本とかで調べてみると、
結局は心中するらしい。

でも心中しても悲しいけど、
この別れたくないのに別れる、
みたいな状況も最高に泣けるな。

そんな深く考えずに、
場面1つを切り取って、
汲み取って、
役者の迫真の演技と美しさに見入り、
切なくなって、
ニュアンスで感動するってのもいいんじゃない?
と思うようになってから
素直に涙がこぼれるようになった。

今回、私は
小春に感情移入して胸が苦しくなったけど、
そこで治兵衛に同情して泣くでもいい。

またはおさんや、治兵衛の兄に同情するでもいい。

なにか、だれかに感情を移入して、
感動できたらステキだし、
そうゆう楽しみ方もアリだし、楽しい。

観た人たちはどうゆう見方で、
どんな風に舞台を観て、
どんな所に感動したのだろう。

それをまた、
言葉に表しながら、
人と共有できたら、
これほど素敵なことはないな。

__泣き崩れる小春と、涙を堪える私