今ならネットフリックスで見れる、映画「エグゼクティブデシジョン」がすごく面白かった。何が面白いって、項目ごとに紹介してゆこう。

【軍事ものBGMと雰囲気】

 この映画、1990年ごろに公開されたのに、アメリカの同時多発テロを予言していたかのような内容になっている。話の根幹が、確かに、向こうの原理主義の考え方だったし、悪のボスの、あのポワロ?(デビッド・スーシェ)みたいな、あるいは、カルロス・ゴーンみたいな人が妙にハマっていて、緊迫感が半端なかった。あと、BGMね。これ、トム・クランシーのゴーストリコンまんまじゃん!!!

【カート・ラッセル、スティーブン・セガール、そして、ハル・ベリー】

 この豪華すぎる三枚看板!!
 しかも、後の二名は、「なんのために出演したの?」みたいな酷すぎる扱いにクソ笑った。。あと、カート・ラッセル節が至る所に溢れている(笑)冒頭で女の子をナンパするところとか、ロープを伝う時に靴下に穴が開いていたり、隊員から「足臭いよ」って言われたり。あと、他にも色々、メチャクチャなのであるが、この破天荒な感じ、自由自在さが、カート・ラッセルだろう!エスケープフロムLAと、やってることはそんなに変わらない(笑)

【緊迫感あふれすぎるフライトアクション】

 もし、流出すると、アメリカ西海岸に住んでいる人全員死亡‼️の毒薬が、爆破装置とともにセットされていて、大怪我をした黒人の隊員と、白人の気の弱そうな技術者が二人で、爆弾処理するんだけど、何度も爆発しそうになる(笑)これが、もうギャグかというほどハラハラさせる。。

【荘厳なる物語の風呂敷を広げた割には、畳み方がクソ雑(笑)】

 始まりのキューバ危機を扱った13ディズみたいな軍事ものの荘厳な雰囲気から……


 ちょっとリアリティということでは、「んなこと、ねーだろ」の連発で、最後、ほとんど勢いで見せていたが、ドッキリ要素が、つるべ打ちで、ホント、ヒヤヒヤして笑かせてくれた。
 これは、テレビ映画だと細かいところがカットされてしまって、その魅力を完全に味わえない。是非、2時間13分バージョンで見てほしい。そして、エンドロールのフランク・シナトラの歌を聞いて、安心してほしい。

 ある意味で、「ダイハード2」は余裕で越している。でも、まあ、最後、それはねーだろ!って思ったが。

 そうそう、リーアム・ニーソン主演で、これにすごく似たフライトアクションモノあったなあ……。まあ、あれも面白いけどね。