何たることだろうか。
最近、男は狩り、女は家事か採集かみたいに思われていた原始人の生活が実はそうでもないってことがわかってきたらしい。
これは、前に書いた、人間は狩猟民だった。というエッセイと合わせて読んでほしいが、
女性でも、身体が丈夫で狩りに向いている人たちは、ガンガン狩りをしていたのだ。
恐らくであるが、体の弱い人が、老人や子供を預かって、そして、体の丈夫な人たちはガンガン狩りをしていたのだろう。その方が、組織論から言っても効率的だからだ。
となると、今、女性が働いて、ベビーシッターを雇うとか、託児所に預けるというのは、昔から行われていたことなのだ、ということがわかる。少なくとも原始人的である。
そして、若い女性が産後鬱になるのもすごくわかる。だって、その女性は狩りができるのに、家から出して貰えないのだから!
日本でも男女の役割ができたのは、庶民では、室町以降だという。江戸時代になると儒教教育が行き渡って、すっかり男と女は分化してしまった。
そして、未だに、日本はこの男女平等ということができていないのである。口では言っているが、今回のフジテレビの女子アナの騒動とか。組織的に、怪しげなことが一般の会社で行われていたのであった。まあ、テレビ業界が特殊なところ、と言ってしまえばそれまでであるが。他の一般の会社でもそういうことはないだろうか?怪しいものである。
もっともっと、我々は、住みやすい世の中を作らなくてはいけないということは、良い意味で、ものの根源を知り、それに人間の本来あるべき生態を合わせることだと思う。
我々はまだまだ封建時代の謎のしきたりに、引っ張られてしまっている。もっともっと、歴史を知ったかぶりするためではなくて、ちゃんと根底から学ばないといけない。
