自分は気づいたら一日一食反対派になっていた。最近の私のエッセイを読んでもそんなことは一言も書いていないだろう。
というのも、一日一食は間違っているからだ。
いまだにそんな古いことを言っている人がいるとしたら、私は涙を禁じ得ない。時代は変わっているのだ。更なる高みを目指さないといけないのだ。
一日一食なんて、そんな悲しいことを言わないでほしい。小松政夫の白け鳥の歌を思い出しまう。しらけどーり、しーらけどーり、みじめ、みじめ、である。
人間は新しい時代に、体を適応させなくてはいけないのである。だから、私は一日一食などという妄執と手を切らなくてはいけない。
敢えて言おう!これまでの私の論は、カスであった。と。あるいは、これから先の大いなる時代へのプロローグでしかなかった!と。
今の我々は、圧倒的に体を動かす機会を失っている。もし、体を動かす人なら一日一食は正解なのであろうが、体をそんなに動かさない人、デスクワーク、ニートの人は、
二日で一食
が妥当なのではないか。と思えてきた。
それほど、我々は無駄な栄養摂取をしていると思えるのだ。たとえば、おやつなどもそうだし、食べ物の中にも、コロッケの衣、天ぷらの衣、味噌汁だって無駄な汁と言ったらそのまんまである。
その代わりに、二日に一回、適度な野菜、穀物、タンパク質をごっそりとるというサイクルにした方が総合的に見て、無駄が減るのではなかろうか?
一日一食でさえ、私はひょっとすると、摂りすぎなのではないか?と思えてきた。
もちろん、その分、ジュースや液体のものは多めに取ってもいいし、ゼリーもありだし、なんならカロリーメイトでもなんでも食べればいいが、食い物、膳としては、「二日に一回」こういうふうに社会を変えていかないと、今に、世界中の人々は肥満だらけになってしまう。
かろうじて、今、ルッキズムが日本の肥満化を防いでいるが、これほど体を動かさない時代に、一日一食はおろか、一日三食など論外だと思う。