何が面白いって、舞台がロンドン塔なところだろう。これは、動画を見たり、夏目漱石の「ロンドン塔」を読んだりしてまた楽しめる、というものだ。
さて、話はまた二転三転する。これがこの作者の面白いところなのだろう。しかも、最後、丁度良い具合に、泣ける話に持って行くところが巧いと思う。ディケンズの二都物語ではないが、かの紳士はそういう気持ちだったのかもしれない。
帽子、ポーの未公開原稿、中世の大矢など、ミステリアスな道具立ても素晴らしいし、女性キャラクターも可愛い女の子を出したりして、それがちゃんと伏線になっている辺り、本当に心憎い。
まあ、途中、読んでてかなりダレだけど、でも読み終わったら、大長編ミステリードラマを読み切った謎の感動があった。この調子で他のも読んでゆこう。
さて、話はまた二転三転する。これがこの作者の面白いところなのだろう。しかも、最後、丁度良い具合に、泣ける話に持って行くところが巧いと思う。ディケンズの二都物語ではないが、かの紳士はそういう気持ちだったのかもしれない。
帽子、ポーの未公開原稿、中世の大矢など、ミステリアスな道具立ても素晴らしいし、女性キャラクターも可愛い女の子を出したりして、それがちゃんと伏線になっている辺り、本当に心憎い。
まあ、途中、読んでてかなりダレだけど、でも読み終わったら、大長編ミステリードラマを読み切った謎の感動があった。この調子で他のも読んでゆこう。
