雲霧の大台ケ原。幻想的な世界へのいざない。 | 勝手きままな道楽生活

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遊びたおしたる~

7/6トレラン仲間のなりー隊長、ロンママ、☆kayoko☆さんと4人で大台ケ原へ行って来ました。

企画を考えたのは4月の半ば過ぎ。

梅雨真っ只中に日本一雨の多い所へ・・・

なんも考えて無かったよ~。



7月に入り毎日のように週間天気予報をチェック。

梅雨だから当然のようにくもり雨のマークが並んでいる・・・

で、前日の天気予報の降水確率は50%となっていた。

これはもう中止のレベルでしたが、諦めきれない私。

ギリギリのピンポイント情報を見ると目降水確率0%だ!

よし。行こう!と心に決め決行してきたのでありました。



当日待ち合わせの駅に集まった面々。

多少の雨なら問題なしの私なんかよりはるかにタフなメンバーばかりです。

恐らく雨やろうと、雨容認でやって来てくれました!



私のピンポイント予報では降水確率0%だったって話を信じてくれません。

以前のトレランで、近鉄奈良駅で待ち合わせだったのに、JR奈良駅と勘違いしてしまった私。

確かに確認。しかも何度も・・・

狐につままれたとはまさにこの事かという体験でした。

またそん時みたいに思い込みによる勘違いか酒の飲み過ぎで幻でも見たのでは?

そう思われていたようであります。



余談はさておき、なりー隊長の車に乗り込んで、大台ケ原を目指します。

懐かしい昔話や大会の話などして盛り上がる。

皆でゆっくり話せるのでドライブもいいもんですね~!

ここでもやっぱり主役はなりー隊長。

普通の人では到底できっこない超ロングラン(200~300㌔走ります)の話は、いつ聞いても驚嘆の連続です!



途中『蜻蛉の滝』にも立ち寄りました。

簡単に立ち寄れるとても立派な滝です!



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すごい迫力!実にダイナミック!吸い込まれちゃいそう・・・

写真に納まりきらないビッグサイズ!

何度か目にしておりますが、いつも見とれちゃいますね~。

マイナスイオンをいっぱい浴びるのでした!




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地蔵好きなロンママ。

お地蔵さんの写真大好き!

「このお地蔵さん恥ずかしがりやさんや」って・・・

なかなかピントが合わなかったようですね~。




『蜻蛉の滝』から車で走る事1時間ちょい程度だったでしょうか?

特に迷う事もなく無事に迂回路をクリアし、大台ケ原に近づいて来ましたよ~。

うん。覚えがあるぞ。懐かしい風景だ!

雨はまだ降っていないが霧が立ち込めてきたぞ!

突然真っ白な霧の中から走行中の車のほんの目の前を見事なジャンプで横切るシカの姿バンビ

山深いところに入ってきたな~。これぞ大台ケ原だな~。

ワクワクと心が高ぶります♪



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駐車場に到着!

貸切か?と思いきや、数台だけれど車が停まっている。

そりゃそうさ!なんてったってピンポイント予報では・・・もういいって?

右の写真がハイキングコース(東大台地区)の入り口になります。

いよいよ大台ケ原散策のスタートだ!




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しばらくは勾配も少ない綺麗に整備された歩きやすいハイキングコースが続きます。

緑のなんと美しい事か!

鬱蒼としている訳でも無く、何処にカメラを向けてもそのまま絵になる風景です!

ひと気が無く貸切状態。最高にエエやん!




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沢の流れるポイントへ到着。

ロンママ。NEWアイテムをリュックサックにぶら下げてました!

かわいらしい一口サイズの小さな木のコップ。

お水を口に含みます。

新しい楽しみ方見つけたね!








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長い階段道を登って行きますと・・・

日出ヶ岳の展望台に到着だぁ~!

標高1694m。

大台ヶ原で最も高い山頂です。

お天気がいいと富士山も見えるみたい!

小指の先程度にだけど・・・






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山頂にて記念撮影。

う~ん。見渡す限り真っ白けっけだよ~。

この時期運が良ければ、小さな富士山の真上から日が昇るダイヤモンド富士を拝めるみたいです。

なりー隊長と来年にでもきっと見に来ようと誓い合うのでありました!




そうこうしていると、ポツリポツリと冷たい雨が・・・

とうとう降りだしてきやがった!

まだハイキングは始まったばかりだよ~・・・

神様お願いだからなんとか持ち直させてくれ~!



レインコートでも羽織ったほうがいいかな?という程度まで雨が降る。(そんなに激しくは無いよ!)

暑いだろうと高をくくってレインコートを持ってこなかった私。

なんてったってドボンする気まんまんだった位だからね~。

舐めてました。

寒いです・・・ブルブル



雨に打たれたのはこのほんの10~15分程度だけでした。

梅雨のこの季節に、しかも近畿地方の平地では雨が降ったり止んだりだったこの日に、日本で一番雨量の多いこの大台ケ原で、ほとんど雨に打たれなかったなんて、翌々考えてみるとほんとラッキーでしたね!



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この風景見て下さい。

ブラウジングラインというそうです。

樹木の下枝が綺麗に揃ってハゲているでしょ怒りオヤジ

シカが首を伸ばして食べちゃったからこうなっちゃったんだって!

こんな面白い木々の風景が右も左も目の前いっぱいに広がってます。




正木峠・正木ケ原に突入です。

立ち枯れの樹木、倒木が広がります。

大台ケ原と言えばこの風景が思い浮かぶ人も多いかと思います。

今となっては大台ケ原を象徴するこの風景も、ほんの50年程前までは、全国的にも珍しい針葉樹のトウヒが森を形成していたらしいです。



ではしばらく雲霧に包まれた幻想的な世界へ皆様をお連れいたしましょう!




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深い霧でした。

他ではなかなか見る事の無い立ち枯れ木の広がる景色。

ほんと夢の中の世界に入り込んだような不思議な感覚でした。



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正木ケ原を抜けた所でお弁当タイムです。

じっとしていると寒くって、寒くって・・・

私、鳥肌立ってました。




まだまだ別世界は続きます。

第2弾どうぞ!



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しばらくまた幻想的な道を進むと、大蛇嵓へ向かう分岐点へ。

先行の登山客とすれ違い挨拶を交わします。

「何も見えへんわ~」

そうでしょうね~。この霧では・・・

でもせっかく来たんだし、行くだけ行ってみようと!



ここで私お腹が痛くなってきた~。

どうやら雨に打たれた寒さが応えたようです。

先に行っといてと一人コースアウトピンクうんこ(改

一寸先は何も見えない真っ白な霧の世界。

だだっ広いところでどうどうと野生化するのでした・・・



しかしこのタイムロスが思いもよらぬ幸運を招く事になるなんて・・・

ウンがついてた!否ついてないってホントに・・・



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遅れて大蛇嵓へ到着。

断崖絶壁。大蛇の背に乗ったような、スリル満点、大迫力の絶景を見る事ができるハズなのですが・・・

ごらんの通り真っ白けっけで何が何だかちっとも判んない。

とりあえず先端まで行ってはみたものの、ただ真っ白なだけ・・・

ガッカリしながら断崖絶壁に背を向け引き返しておりました。

と、その時です!

「晴れてきた!」とロンママの叫びが
叫び



振り返る私の目に入ってきたのは・・・

懐かしくも素晴らしいその雄大な眺めでした!



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奇跡の神風が雲霧を蹴散らしはじめます!



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心の中で流れ出すラピュタの挿入曲「天空の城ラピュタ」音譜



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やがてはっきりとその壮大な景観が、お日様のスポットライトまで浴びて、姿を現してくれたのでした!



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雲霧がすごいスピードで流れ、まさに大蛇にまたがり空を飛んでいるような不思議な感覚です。

夢のような疑似体験をする事が出来ました!




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ちょうど前の週に雨の比叡山に行かれ転倒しちゃった☆kayoko☆さん。

雨で滑りやすくなっている足元の岩にビビリながらも、この素晴らしい眺めを一目間近に見ようと懸命に下りてきます。

素晴らしいチャレンジスピリッツに拍手
パチパチ



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もちろんロンママも続きます!

アレ?なりー隊長は・・・?

動かざる事山の如し!

普段どこまでも走り続けるのに、どうやら断崖絶壁は苦手なようで・・・

一歩たりとも動かず手を振ってます。手を振る

いつもプランを立て、地図を見て皆を引っ張っていってくれ、全てにおいて敵わないのですが、初めて少し得意になれた瞬間でもありました。




いや~良かったビックリマーク感動した!!

自然の神様が我々に微笑みかけてくれましたねモナリザ

時間にしてほんの2~3分程度の出来事だったかと・・・?

静かにまた深い雲霧の中に姿を隠すのでありました。

こんなに感動的な景色を見れたなんて、全ては私のコースアウトの賜物って~もんよ!うん。うん。



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大蛇嵓での感動の余韻に浸りながら、再び歩き出す私達。

滑稽なさまをした木々が、まだまだ大台ケ原の楽しみは終わりじゃないよ!とばかりにところどころに立って待ってていてくれます。




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シャクナゲ群落。

道はあまり良くありません。

すごい数のシャクナゲのトンネルが続きます。

シーズンに来たらこの辺り一面がシャクナゲ色に染まる事でしょう!

これまた見に来なくちゃ~なりませんな~。




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なんじゃこのツルッツルの木は!

ほんとおもしろい!




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綺麗なコガネムシ。またまた発見だ~!

山ならではの美しい色をしております。









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水の流れる音がしてきたぞ~。

シオカラ谷に到着!

よ~し。待望のドボンタイム!

とは流石に行きませんでした・・・



この景色は・・・

記憶がフラッシュバックする!

そうです。ココで昔写真とったり、水遊びしたりしてゆっくり過ごしたよ!

ああ~懐かしいな~。

山が楽しかった思い出をよみがえらせてくれました。

しかしシャクナゲ道は全く記憶に無かったな~。

そもそも花が咲いてないし、今ほど花に興味も無かったから、昔は気にもかけず通り過ぎてたんでしょうね・・・




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シオカラ谷の吊橋です。

揺らして、スキップして、悪戯してやりました!




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さぁラストスパートだ~。

ここからはかなり急な登りになり、息がきれる。

でも距離はそれほど無くて・・・

綺麗な鳥や鹿?の鳴き声聴きながら、気持ちよく歩く事ができましたよ!




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キツイ登りを登りきると、またスタート地点と似たような落ち着いた綺麗な景色に・・・

そうです。もうすぐゴールです。

最近ある程度長い距離を歩きなれているので、まだまだ散策したい気分でした。



そういえば鳴き声は聴こえど鹿の姿を見てないな~。

懸命に探しながら歩いてましたが、とうとう鹿とは遭遇できず残念・・・

まぁまた次回のお楽しみですね!




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ビジターセンターにて。

子供が喜びそうな、色鉛筆で葉っぱの模様を浮かび上がらせる葉っぱの拓本に群がり遊んでました。




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約半日雨といった感じですね!

結局今回雨に降られたのは日出ヶ岳山頂到着から少しの間だけでしたチョキ

でかしたぞ!ピンポイント天気予報。




さぁお風呂に入って温もりましょう。

始めに訪れた「杉の湯」はまさかの14時まで・・・

仕方なく別のお風呂を目指していると、ありました「中荘温泉」温泉



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老人福祉センターでもあるんですね。

露天風呂が無かったのは残念でしたが、田舎のほのぼのとした温泉って感じで、雰囲気味わえて楽しかったです。




雨で諦めかけてたけど、無事に行けてほんと良かった!

大台ケ原。

昔は訪れるのに一苦労する秘境の地でしたが、今はとっても便利になって簡単に行ける!

必ずまた来ようと心に誓うのでした。



参加者の皆様お疲れ様でした。

今回もとっても楽しかったです!

またヨロシクね。