今日は、アパートの契約と入居の流れについて書きたいと思います。
その前に、前回のトピック(アパート探しと内見)で思い出したことがあったので、いくつか追加させてください。
・家賃の変動分を考慮する
入居時期によって、家賃に大きな違いがあります。秋・冬は家賃が低くなる傾向があり、春・夏は高くなることが多いです。ひと月あたりで数百ドルの差が生じることもあります。
例えば、4月に渡米を目指して1月や2月に家賃を調べていた場合、そこからだいぶ値上がりしていてビックリなんてこともありえます。加えて、更新毎(通常1年ごと)に~10%程度上がることが多いです。家賃の変動も見越して計画することをお勧めします。
・メールボックス、宅配ボックス(あるいはメールルーム)はあるか、鍵はついているか
これがないと、何か荷物が届く時は玄関の前にポンと置かれたままです。同僚が住むアパートにはこれがないらしく、大事なものが届く時は直接受け取るために会社を早退しています。もちろん、いくらこれがあっても、ボックスに入りきらないものは玄関前に置いておいてくれます。
・気になること、疑問に思うことはなんでも質問する
住環境だけでなく、契約時の流れや退去するときの決まりも確認しておくと、契約書を見直して後でビックリ!なんてことを防ぐことができます。
さて、今日の本題です。
*契約
住みたい部屋が決まったら、アパートのリーシングオフィスに契約したい旨を伝えます。そこからいくつかの書類提出が求められます。私の場合、申込書類(氏名・電話番号など)、身分証(パスポート)、SSN、雇用証明書(収入額がわかるもの)、そして申込金です。
契約はすぐにその場でできるのではなく、アパート側が借主の「バックグラウンドチェック」という信用調査を行います。数日で結果は出ると思います。晴れて審査が通ると、メールで契約書が送られてきます。細かいところまでじっくり内容を確認して、問題なければサインします。家賃、支払い方法と期限、契約期間、退去通知のタイミング、契約期間より早く退去しなければならなくなったときのペナルティーなど、疑問や不明点があれば遠慮せず確認します。追加事項や変更があれば、それらも全て契約書に盛り込んでもらいます。私の場合、内見時に聞いた質問をメモしておき、それと照らし合わせながら確認しました。
また、入居日までにガス・電気・レンターズ保険を契約しておくよう指示があったので、それらも手続きします。そして、セキュリティーデポジット(保証金:例えば家賃2ヶ月分など)と最初の月の家賃のcashier’s check(銀行で発行してもらうチェック)も準備します。
セキュリティーデポジットは、通常一ヶ月分だそうです。私の場合、アメリカに来たばかりでクレジットヒストリーがなかったので、2ヶ月分取られました。日本の敷金のようにどこか壊してしまったというような問題がなければ退去時に返金されるようです。
*入居
契約が完了し、鍵を受け取ったらいよいよ入居ですが、その前にInspectionという住み始める前の部屋の状況確認を行います。リーシングオフィスのスタッフ立ち合いのもと、部屋を見て回ります。あらかじめ、汚れている箇所やどこか不具合はないかをチェックします。気になる傷や立て付けなどは全てここで指摘して、退去時に自分のせいでそうなったのでは無いよ!と言えるように記録してもらいましょう。自分でも念の為、その部分の写真を撮っておきました。内装、備え付け家具、家電あらゆる面でチェックすることをお勧めします!
◯チェックポイント
壁、床、天井、ブラインド、カーペットの傷、ひび、汚れ、扉の立て付け、引き戸、引き出し、換気扇。
電気 :全てライトはつくか、コンセントは通電するか、エアコンは正常に動作するか
水回り :水圧、温度調整、排水、トイレは流れるか
全てスタッフ立ち合いのもと、すぐにその場でできないものもあるかもしれませんが、食洗機、洗濯乾燥機、オーブンなども、入居後早めに動かしてみることをお勧めします。
また、インターネットの開通も入居日に合わせておくと便利です。
私の場合、契約開始日を、会社が最初に用意してくれた借りアパートの契約期間と少し被らせて、荷物を移動させたり家具を買い揃えたりする期間を作りました。机、ソファー、カーペットなど自分で運べないものはAmazonで注文。流石にビッグサイズのものは宅配ボックスに入らないので、玄関にボンっと置かれていました。一人では運べないので、その方が助かった。笑
以上が入居前後にやることの流れです。
予告したスリリングなエピソードがないまま終わりかけていますが、、最後に一つだけ重要なことを!
SSNは早く覚えることをお勧めします。生活立ち上げ時は、何かとSSNを聞かれる場面が多いです。番号がわからないと、カードを取りに戻ったり、覚えたと思って間違った番号を登録してしまったり。。。(後で、訂正する手続きが面倒だった)
さらに、自分の生年月日を流暢に英語で言えるように練習しておくこと。辿々しいと、何か変な目で見られることがありました。