イメージはすべて白黒。鍵盤に踊る指。いくつもの画像があふれるよう。


私が電車に乗ったのは8時2分。それから目を閉じて、電車を降りたのが8時25分。人の波に流されて次の電車に向かう。喧嘩を始めた人。興味は持たない。

次の電車。人は少なく、座って目を閉じる。音楽を聴く人。新聞を読む人。


改札を抜けて、階段を上る。私の気配に気づいた猫がこちらをじっと見ている。

動物は、特に猫は、私の緩やかな空気をどうしてこんなに乱すのだろう。私がふと止めた足を再び動かすと、

猫はどこかにきえてしまった。