虎に翼、絶賛ロスです。


はて?って聞きたいー

よねさんの悪態聞きたいー

とにかくあの世界が恋しいー!


虎に翼が始まった時、私はベッドから起き上がれていませんでした。

ただ、なんとなく寝てばかりの毎日が苦しくて、何かしたいと思った時偶然見ただけ。


私は大正ロマンとか昭和レトロとか好きで、初めは建築物や寅子のおうち、花江ちゃんの着物の柄に惹かれて見ていました。

タイトルロールのデザインと花江ちゃんのお召し物が可愛くて、その可愛いっていうポジティブな感情の動きにも戸惑うくらい暗闇にいました。


そうして週を追うごとに段々内容も面白いかもと思い出して、ストーリー目当てに見るようになりました。

ベッドから抜け出して、リビングのテレビで見ることが出来るようになると、サブスクで他のドラマも見るようになり、ドラマで頭を埋める事で現実逃避をしていました。


やがて物語は大きく動いて、私も仕事に短時間復帰して、仕事が終わってお昼の再放送を見るのが楽しみになり、段々時間を伸ばしてお昼の再放送にも間に合わなくなったからタブレットでNHKプラスで見るようになり…



こんな事言ってはなんですが、1番悲しく1番慰められたのはお兄ちゃんと優三さんが亡くなった事です。本当に辛いけど、だけど寅子も花江ちゃんも2人を忘れる事も思い出さない事もなく、2人とずっと一緒に生きているのが感じられた。

過去の人じゃなくて、心にずっと2人は生きていていつも支えになっていてくれているのが分かった。そういう存在に巡り会う人生ってそれだけでものすごく幸せなんじゃないかと思った。


私は私なので息子の気持ちは分かりません。多分元気に成長してくれていても分からなかったと思う。現に1番傍にいる夫の本心すら分からない。

そんな私が息子に対し、小さいのに可哀想とかそういう思いを持つのは違うなと思いました。息子は自分で決めた人生を生ききったのかもなとすら思っています。

だけど、確かに一緒に笑いあって幸せな時間はあったし今も想えば幸せになれるし、つまりそれが全てなんだなと。


私は実父と折り合いが悪く、10年以上会っていないし思い出したくもないです。もしかしたら私の親子というものへの感情はとても悪いもののままだったかもしれないけど、本当はとても幸せなものだと教えてくれたのは息子でした。

だからもうどんなに辛くても悲しくてもその幸せや愛しさは不変なのでもうそれだけでいい、それが全てと思います。


後悔はあるし罪悪感はあります。それはこの立場の親なら当たり前にあるものだと思う。だけど、私だって次の瞬間命を終えるかもしれない。

だったらごめんねとか私のせいでって思うより、息子のおかげで幸せー!って思う時間を増やしたい。そうすることで息子との幸せな思い出を増やすことができると思っています。



めちゃくちゃ脱線したけど、とにかく虎に翼なしでは今の私はありません。

どんなに口の中に血が滲んでも、地獄の中に立たされても、クソ!と言いながら空に唾を吐きつつ戦う事を教えてもらいました。

とにかく胸をうつ名言が多かったし、主題歌も最初は意味がよく分からなかったけど回を重ねるごとに寅子の人生と合わさっていき、意味が理解出来て泣く……の繰り返しでした。


一生忘れられない大好きなドラマでした!本当にありがとう。