高橋源一郎の「間違いだらけの文章教室」を読んだ! | とんとん・にっき

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来るもの拒まず去る者追わず、
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高橋源一郎の「間違いだらけの文章教室」(朝日文庫:2019年4月30日第1刷発行)を読みました。

本のカバーには以下のようにあります。
明治期の貧しい農夫が残した遺書、スティーブ・ジョブスのプレゼン、鶴見俊輔が息子からの問いに答える文章。読む者の心を強くゆさぶる文章を通してタカハシ先生が考えるのは「伝わるのはなぜか」ということ。文庫化に際し、学生たちと憲法前文を書く「補講」を追加。

僕個人的には、5章スティーブ・ジョブスの驚異の「文章」、を削除して貰いたい。プレゼンとかがぜんぜん意味不明で、そして僕がジョブスが嫌いだからです。

第46回大佛次郎賞に、黒川創の「鶴見俊輔伝」に決まりました。是非とも買っておきたい本です。「間違いだらけの・・・」には、後半に、鶴見俊輔の「思い出袋」とか、赤坂真理の「東京プリズン」が取り上げられています。
補講「2018年の冬に学生たちが「吉里吉里国憲法前文」を書く」が秀逸です。

全体的にタカハシ先生の文章は、いちいちごもっともですが、くどい、しつこい。ついていくのがつらい。それがまた魅力なのかもしれませんが・・・。