パリ世界文化遺産「ノートルダム大聖堂炎上」! | とんとん・にっき

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朝日新聞:2019年4月16日

 

観光名所、パリ世界文化遺産「ノートルダム大聖堂」が足場から出火か、屋根や尖塔が焼失したようです。

 

新聞によりますと、フランスのマクロン大統領はテレビ演説をし、火災で尖塔や屋根が損傷したパリのノートルダム大聖堂について、「5年以内に再建する」との考えを示したという。

 

マクロン氏は演説で「我々は歴史を通して、街や港、そして教会を築いてきた」と強調。大聖堂の火災は、「我々には常に克服すべき試練があることを教えてくれる」として、「より美しい大聖堂を5年以内に再建したい」と語った。

 

下は僕が大学の時の「建築史」(理工図書:昭和40年8月10日16版発行)の教科書です。フランス・ゴシックの代表的な例として、「ノートルダム大聖堂」が大きく写真入りで登場します。この教科書で「フライングバットレス(飛梁)」その他諸々を知ることになります。

 

 

僕は「ノートルダム大聖堂」へは、1988年10月と1990年12月に、2度観に行ってます。同じ土産物屋でフィルム状のバラ窓の、同じものを2度も買ってしまったことを覚えています。パリへはその他に何度か行ってますが、その後は「ノートルダム大聖堂」へは足が向かなくなりました。

 

1988年パリ旅行時の写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月「セーヌ川クルーズ」時の写真

 

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下の「世界の建築案内」には、ずいぶんお世話になりました。

 

「パリ大聖堂(ノートルダム)」

1163~1250

初期ゴシックの傑作。数度の改築を経て現在に至る。袖廊を中心に東西に要素を配分した平面、重厚さ、安定性を示す方形の西正面、曲技的な構造論理を可視化する飛梁の外観等、すべては調和的に構成され、様式の完成を示す。高窓、バラ窓の絵ガラスは、色と光の空間を現出。全体的に、上昇性の抑制等、ラテン的節度が見られる。

(「ヨーロッパ建築案内 ギリシャから現代まで名作330選」東京大学建築学科香山研究室編)

 

「パリ大聖堂」

1163-1250年頃

ゴシックの古典。フランス中世文化の華。パリといわずフランスのシンボルの一つ。東端部のダイナミックな飛梁は14世紀初めの付加。西正面は水平と垂直のバランスをとった絶妙のプロポーションを示す。床面積約4840㎡、9000人収容可。

(「ヨーロッパ建築600選」編集:ヨーロッパ建築ゼミナール、発行:株式会社工業調査会)