「なんでこうなっちゃったんだろう」と母がこぼす。
私は怒りが沸いた。
だって母は父のことで本当に何もしてないのに、こんなことばっかり言う。
父の問題が大きくなったら、全部放り投げて逃げた。
なのに、心配だけはしてくる。
本当にふざけるなよって気持ちにはなる。
だけど、母ならそれしかできないよね…とも思う。
それが私の母なのだ。
父の問題を知りながら、放置してきたからだろう。って思う。
だから「お父さんだけが悪いと私は思ってないから。」と言った。
私の問題もあると思う。
父を憎んでそれを態度に出していたし。
家族の中で孤立してったのも確かだし。
でも、私にもそうする理由はあって、父にも理由はあって…
だから、しょうがなかったんだとも思う。
でも、過去のことを考えたってひとつも物事は前に進まないから、
今できることをやるしかない。今できるベストを尽くす。
立ちすくんでたって、誰も助けてくれない。
現実を動かしたかったら、自分が動くしかない。
母は何もしたくないから、手を出せない過去を見ているんだろうな。
うん、それはすごく納得できる姿。
絶望するのが怖かった。
だけど、ここまで追い詰められてやっと現実が動き出した。
「自分の人生は自分が作る」を実感している。
今まで辛いとか言ってたことって本当に大したことではなくて、
私には命があり、安全に過ごせる家があり、家族がいる。
働かせていただける職場があり、緊急時には休んでもカバーしてくれる同僚がいる。
こんなにいい環境にいて辛い辛いなんて、本当に何も見えていなかったなと思う。