新聞記事に、筑波大学助教 メディアアーテスト

 

 落合陽一さんのインタビュ記事が載っていました新聞

 

 AIと生き方について考えさせられることが書かれていたので

 

 ここに、スクラップしておきますきらきら

 

 

 

 魔法の世紀が来る

 

  これからの世界は、人間はコンピュータ―がある環境を

 

 「自然」として受けいれ、普段の生活の中で意識しなくなると言われる。

 

 そして、コンピューターの進化によってリアルとバーチャルの境目が

 

 無くなり、今まで映像の中でしか見られなかった事柄が物質世界に

 

 飛び出し、体感されるようになる。そこで人間は、原理が分からない

 

 コンピューターをまるで「魔法」の様に駆使して生きている。

 

 そのような時代を、落合さんは「魔法の世紀」と呼んでいる。

 

  21世紀の魔法を仕掛けているのはコンピューターに内蔵された

 

 黒いチップとコードとクリエーティブな人達で、私たちには、

 

 魔法の中身が一向に見えてこないのが特徴。

 

 

 魔法の世紀は、人間にとって良い方向に進むのでしょうか

 

 三角僕は進んでいると思うし、そうなるようにしていきたい。

 

 コンピューターが無かった世界は、減点方式の世界と言えます。

 

 なぜかというと、システムの信頼性は、人間に担保されていたので

 

 社会でやっていくには一定の処理能力や正確さが求められます。

 

 だから、足りない所のある人は”ダメなやつ”とされてしまう、

 

 これは減点方式です。

 

 でも、コンピューターに囲まれた世界では、人間にダメな部分が

 

 あってもいいんです。コンピューターは信頼性が高いので補って

 

 くれる。

 

 ダメな人間がダメじゃなくなる。

 

 減点方式じゃなくて、加点できる部分にフォーカスが当たるようになる。

 

  ……これは恐らく、コンピューターが生まれてよかった事です。

 

 

 

 AIの進化の先で、人間が価値を生み出すのはどうすればいいのか。

 ”誰もが共有できるマニュアルのような知識「形式知」でなく、誰も盗む

 ことのできないオリジナルなものとして身に着いた知識「暗黙知」を持つこと”

 の重要性を指摘していますね。

 

 三角人間は、高度化したコンピューターを前に、確かに処理能力と正確さ

 

 では歯が立ちません。その中で人間が価値を生み出していくには、

 

 専門性を身に付けて、自分の中に暗黙知をためていく必要があります。

 

  人工知能の存在が怖いと言う人がいますが、なぜそのように思うの

 

 でしょうか。それは一つに、人工知能には無い人間としてのオリジナル

 

 な部分、すなわち自分だけが生み出せる価値を信じることが出来ていない

 

 からだと思います。

 

  特に日本人の多くは、人間とは何か、幸せとは何か、自分とは何か、

 

 など、生きる上での根本の議論を素通りして曖昧にしてきた部分がある

 

 ため、急に問われて心が戸惑っているんです。

 

 これまで僕たちは、「やりたい事をやって成功すれば、それが人生の

 

 ステキな形」だと教育されてきました。では、金持ちになったから幸せか、

 

 有名人やアイドルになったから幸せか。そんなことはなくて、それは

 

 あくまでマスコミなどがつくった幻想です。

 

 金持ちもアイドルも、現実は様々な苦労もあるし、毎日大変な中、

 

 生きています。

 

  それでも、今までならそのような価値観でも、何となくの幸せは

 

 感じられたかもしれません。しかし、コンピューターとの差別化を

 

 図り、「人間がやるべきことは何か」と迫られるようなAI時代となると

 

 形式だけのステータスやブランドはあまり意味を持ちません。

 

 

 暗黙知をためると言っても難しそう。誰にも出来ることではないよう

 な気がします。

 

 三角先ほどの「自己実現すれば幸せが続いていく」との価値観では、

 

 「やりたい事を探せ」「好きなこと見つけろ」と親や教師に強調されて

 

 着た人も多いのではないでしょか。それを聞いて、「自分探しの旅」

 

 を始め、出口が見えず、路頭に迷う人が多かったですよね。

 

 そもそも、やりたい事が無い人には”生き地獄”といえます。

 

  それより、断然有効な方法は、「やりたい事」ではなく、「できる

 

 事」をベースに行動を起こすことです。

 

  小さな課題を見つけ、自分の出来うる方法を試すんです。僕の

 

 感覚からしたら、天才やトップランナーの人ほど、「自分にはこれ

 

 しかできないので」といい、「出来ること」に徹している傾向があると

 

 思います。出来ることに着手すると、結果的には、どんどん出来る

 

 事が増えていき、やりたい事も生まれていきます。

 

 そこから、自分だけのオリジナルの解決法や暗黙知を生み出し

 

 ていけるようになるのです。

 

 

 ここまでです!!

 

 

 結局、自分らしさ「やりたい事を」を見つけるための手助けとなるツールが

 

 コンピューターなんだと言う事です。

 

 そう考えていくと、とても良い伴侶となってくれそうな気がして、AIが素敵に

 

 思えてきます蝶