初めは「迷羊舎」でランチが食べられると知って、他の用事を済ませて浅草橋駅で降りました。
しかし途中電車が雪でダイヤが乱れていたみたいで、到着したのが14時少し前。ランチは、もう出来ないと言われました。

その「迷羊舎」へ向かう途中、赤い猫のロゴが気になったお店がありました。
それで、歩いてきた道をひきかえしました。




「アカネコ」というお店。

亡くなったけど猫を実家で飼って以来、猫自体だけでなく、猫のイラストや雑貨が気になるんです。変ですよね。
わわ、ランチが長い営業! 雪が浅草橋駅周辺は少し積もっていたから、寒くて手がガチガチ冷えていました。有難いなーと店内に。


ニンニクを使用していないのは、「しらすと生海苔のリゾット」だということで、お願いしました。



手前や後ろに見える生姜みたいな形の物は、鎌倉の農家から仕入れたじゃが芋だそうです。シャリシャリした食感です。

隠れていますが赤蕪、ロケットレタスなども入っていて、普通見るランチのサラダより、量が多かったです。厚めのパンチェッタもゴロゴロ。



リゾットに使われているお米は、長野県野沢温泉付近で収穫される「ミルキーウェイ」です。
イタリアでお米をリゾットに使う場合、芯を残すものですが、こちらのは残っていませんでした。
芯があるのが苦手なかたが日本人にはいらっしゃるから、日本人好みに合わせたのかな。

それでも、体がぽかぽかしてきて、美味しかったです。




食後の紅茶もしっかり抽出していました。
香港生活が長くなり、レモン1枚って少なく感じるようになった。
香港は数枚必ず入っています。
香港のレモンティーは、お客様がスプーンで、レモンを数枚つぶしますよね。
酸っぱさを強調するからみんなお砂糖やシロップを、たくさん使うのでしょう、、、
自分は滅多に砂糖やガムシロを入れません。

香港は、お店によっては元々お砂糖か、コンデンスミルクを使用して、ミルクティーを大量に作っている場合もあるから、甘いのは仕方ないです。
香港でも、事前に頼めば甘さ調整ができるお店もあります。



東京都深川出身のビールです。
海外の地ビール好きなら、知っているFukagawa Wineryのものです。

紅茶で終わりにするつもりが、、興味があって、頼んでしまいました。

辛口ではありますが、無濾過で微発泡。
昔、サッカーのEuro観戦した時、ベルギーへ行きました。
1週間ほど滞在して、地ビールを飲み比べしました。

2000年前後、ベルギーのフレンチレストランは非常にレベルが高く、地ビールと一緒に食べても、ぴったりとあっていたなあと、深川ビールを飲みながら思い出しました。

そういうつながりで、魚介類に合いそうだなと思いましたが、おつまみ無しでもどんどん飲めそう。

お店では土曜日のランチと平日夜は、ウエイトレスもしながら、ここのお店の仕入れや事務もされている女性のかたが、サービスで一口チョコを。

初めて来た客なのに、有難いです。
その女性は、直接生産地で周り、どんなかたが、野菜やお米、肉などを生産されているのかを見てきたかたでした。お話を聞いていて、食に対する熱意も感じます。

お母様が元々は熊本だそうで、うちの父も生まれは熊本(長崎、福岡と引っ越したけど)なんですと話して、、母親は佐賀だから、父と味噌や出汁の取り方で、味覚が違っているから面白いなど、、色々お話などをしました。

こういう繋がりって、なぜか嬉しくなります。九州万歳❗って大げさですね。


香港人で余程変わり者でないと(数名のプロのライターはいますが)ただ食べにいき、写真撮影、どっかからコピペしたような内容をのせたり、招待されてプロモーションをするグルメブロガーがほとんどです。
店の内装ばかりに気をとられたり、フォアグラやウニ、キャビアなど高級素材ばかり追いかけて、意味もわからず美味しいと、いっているから、笑えます。

香港では自称ブロガーで、食材、料理の裏側に、広く浅くでもいいから通じているかたは少ないです。
けれど、日本人の飲食関係者の多くは勉強熱心で、農業や畜産に詳しかったり、原産地を歩く、見に行った人も沢山います。

香港では、レストラン経営、またそこで働いているのに、素人の私より何も素材や料理の歴史について知らない人が多いです。衛生面でも問題があったり。

給与も、日本人飲食業界は、働いている人の素質をみれば、安すぎると思います。
彼らの給与がアップするなら、どこも数百円、メニューの値段が高くなっても私も夫も、いいと思っています。

香港のマクドナルドの働く人の時給と日本の老舗や有名レストランで働いている人の時給が変わらないのは変ですよね。
日本は香港や中国よりオーダーや会計間違えも少なく、スマホみてサボるなんてないです。勤勉、真面目さは、平均的に日本人のほうが優秀です。日本人の批評では、だらだらやっていると言われている日本の小さなお店であっても、私達が知る香港のそこそこ良い店より、優秀だもの…



大分県に実在する神社を招き猫だそうです。福良天満宮の赤い招き猫。




右の小さい招き猫は、私が来店した数日前、ふらりと、神主さんがスーツをきてお土産に持ってきて下さったそうです。
昨年、商売繁盛のためお店の人々でお参りに行った事を覚えていらして、気がかりで神主さんが、突然訪ねにいらしたそうです。



残念ながら平日はランチをしておらず、土曜日のみ、ランチメニューが12時ー17時まで食べられます。

次回は是非、夜にいきたいです。