大晦日の夜、実家の食料買い出し、片付けなど終えて、両親の会話とする気分にもなれなくて、ふらり東中野へ。

通行人も滅多におらず、静かです。

「イトウ薬局」のシャッターに描かれた絵が暗い照明に照らされ浮かび上がってきます。

静まりかえった商店街だと、動物の明るい表情がかえって、空元気に見えてもきます。


昔からある拉麺屋さん「味の十番」も真っ暗です。
電気がついていないと、メイクをおとした私みたいに、一気に老けてみえる、、、店構えに、歴史を感じます。
平成が終わりかけている今、昭和は遠くなってきました。大正生まれの祖父が平成がやってきて、私みたいに一抹の寂しさを感じたのだろうか、、、



「味の十番」へやってくる前に電話をしたら、誰もでないから、開いていないのも納得です。

こういう店仕舞いしたお店を眺めるのも、小さい頃から好きでした。

閉まった店はどんなに繁盛しても、開いていないと、寂しげに見えるから、好きなんですね。
そういう萌える気持ちは、分かる人、居ないだろうなあ、滅多に。

2018年最後の日に、それも紅白がスタートしているのに、私はなぜか家族や身内とも過ごさず、ふらふらと商店街を歩いていました。

一般常識がない、変な人間なのでしょう。