香港の街の繁華街で必ず見かける台車。

こちらは干諾道にある

台車を作ったり、直す所みたいです。

 

このように重ねて、ミルフィーユ状態になったのを見ると

心の中でおおおおーっと

叫んでいます。

 

パイ生地のように重なっている

台車を見て

わくわくするのは

自分くらいだろうなあ?!

 

街のあちこちで台車を見る度に

不思議な高揚感が・・

ふふふふ、変ですね。

 

恐らく、列車関係を見るとどきどきしてしまう

鉄オタさんと似た感情かもしれません。

 

干物や茶葉、薬草などの卸問屋街である

上環、西環周辺では台車が大活躍。

汗をかきつつ、ガラガラと押している人々を、

よく見かけます。

 

ここは中環区域ですが、道幅が狭いから

やはり台車が活躍します。

 

↓有名な「世界一長い」(真偽は不明)

と言われている

エスカレーターの下には、

かなり急な坂道があります。

そこを台車を押す人々がいます。

重たい荷物を運ぶのに、

よくぞ、台車だけ

坂の途中で、

手から離れて落ちていかないなあと感心します。

 

 

金融街である中環は駐車できないことが多いため、

別の場所に、搬入用トラックを停めて、

台車で積荷を運ぶ人たちを見ます。

 

場合によっては、

飲食店のキッチンが狭すぎて、

別の場所で野菜や肉を刻み、

下準備やスープなどを作り、

食事を提供する店舗へ運ぶ場合もあります。

 

店頭でも作っているのに、ピーク時に追いつかないのか、

点心を別の工房や別部屋で作り、直ぐ近くの店舗へ運ぶ時もあるのです。

また、姉妹店やチェーンだと消費が多い店へ

余っている分を届けたりもするようです。

 

 

 

 

↓上環駅には入り口が沢山ありますがこちらは

グランドミレニアムプラザGrand Millennium Plaza - 新紀元廣場に

面している出入り口。

この辺りは毎日様々なトラックが駐車しています。

 

 

 

毎日台車が何十台も通るため、

煉瓦が押されて陥没している

歩道を頻繁に見かけます。

 

雨が降ると、陥没した部分に水が溜まり、

間違えて脚を突っ込んだ日には靴全部が

びしょぬれ・・悲惨なことに。苦笑

 

また、水溜りが出来るほどではないけど、

僅かな煉瓦のズレで、

ヒールやぺたぺたサンダルの先を

ひっかけやすく、転びそうになったり、

ヒールが取れちゃうこともあり、危険です。

 

友人も私もそれで香港に来てから細いヒールや

底の薄いビーチサンダルは履かなくなりました。

ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)くらいの

厚みがあるサンダルのほうが歩きやすいです。

 

うちの裏手の区画に台車を製造する老舗らしき

お店がありましたが、昨年閉鎖してしまいました。

移転先が特に書かれているわけでもなかったので

どうなったのか不明です。

 

自動制御の車が出来るようになったら搬入搬出も

全て全自動化されてしまうのかな?

 

そうなると運搬業に人間が必要なくなるのでしょうか?

 

宅配ピザや蕎麦、寿司の出前がドローンになると

お店側は益々、人件費を削れそう。

 

それとも「レトロな雰囲気」が珍しいと、

あえて人間が台車を押して、人間が荷物を届けにくる

温かみを提供する(?)

サービスが出来たりして。

 

千葉で2019年には

ドローン配達を始める話や、

海外では試験的にドローンに食料や

器材を届けるサービスを始めているようです。

アメリカでもアマゾンが積極的に

政府へ働きかけているようだし。

 

しかし、ドローンだらけになったら、

衝突、落下事故が怖いと思うのは

私が心配症だから?

それから盗撮のことなども心配する人も

いるのではないかと思ったりもします。

 

その代わり、パトロールドローンも製造され、

悪者ドローンを摘発するドローンも搭乗するのでしょう。

 

そんなドローンとロボットばかりの

世界へ変わるまでに

自分が生きているかは不明です。

 

それまでは台車を眺めて、

密やかに、

わくわくしていようと思います。