僕は、みんなが学校の外に出て行ったねを見届けると、松本の側に行って
「マネージャーになるなんて、一言も聞いていないよ」
と言った
「一緒にいる時間が少しでも増えると良いなと思って、先生に入部させてほしいとお願いしたの。ビックリした?」
彼女は笑いながら言う
「ビックリしたよ。いつ言ったのさ」
「浦河が入院している時に。みんなでお見舞いに行った日に、私、遅れて来たでしょう。その時、先生に入部させて欲しいって、お願いしたの」
「なんで、今日からなの?」
「3学期からって、言ってあったから」
「そうなんだ。でも、本当に驚いたよ」
僕らが並んで話をしていると、久保先生がやって来て
「浦河、怪我が治ったばかりだから、無理はするなよ。それと2人に言うけど、大会に出場停止になるような行為は、慎むように」
と言った
「ハッ、ハイ」
「はい」
僕らは返事をした。
久保先生は、僕らの返事を聞いた後、みんなを追いかけるように、学校の外に走って行った
「僕も走るよ」
僕は松本にそう言って、ゆっくりとトラックに向かう
「頑張ってね」
彼女は声を掛ける。
僕は右手を上に挙げ合図をする。ちょうど怪我をする前に、2人がつき合う前、いつも僕がしていた合図のように、右手を挙げた。
そして、ゆっくりと体を慣らすかのように、走り始めた。
走り出して、後ろを振り返ると、手を振る彼女の姿があった
「頑張ってー」
彼女は叫んでいた。
僕は徐々にスピードをあげて、走り続けた。
走り続ける僕の周りを、春の訪れを告げる、暖かい風が吹き抜けていった。
新しい季節が、また始まろうとしていた。
「マネージャーになるなんて、一言も聞いていないよ」
と言った
「一緒にいる時間が少しでも増えると良いなと思って、先生に入部させてほしいとお願いしたの。ビックリした?」
彼女は笑いながら言う
「ビックリしたよ。いつ言ったのさ」
「浦河が入院している時に。みんなでお見舞いに行った日に、私、遅れて来たでしょう。その時、先生に入部させて欲しいって、お願いしたの」
「なんで、今日からなの?」
「3学期からって、言ってあったから」
「そうなんだ。でも、本当に驚いたよ」
僕らが並んで話をしていると、久保先生がやって来て
「浦河、怪我が治ったばかりだから、無理はするなよ。それと2人に言うけど、大会に出場停止になるような行為は、慎むように」
と言った
「ハッ、ハイ」
「はい」
僕らは返事をした。
久保先生は、僕らの返事を聞いた後、みんなを追いかけるように、学校の外に走って行った
「僕も走るよ」
僕は松本にそう言って、ゆっくりとトラックに向かう
「頑張ってね」
彼女は声を掛ける。
僕は右手を上に挙げ合図をする。ちょうど怪我をする前に、2人がつき合う前、いつも僕がしていた合図のように、右手を挙げた。
そして、ゆっくりと体を慣らすかのように、走り始めた。
走り出して、後ろを振り返ると、手を振る彼女の姿があった
「頑張ってー」
彼女は叫んでいた。
僕は徐々にスピードをあげて、走り続けた。
走り続ける僕の周りを、春の訪れを告げる、暖かい風が吹き抜けていった。
新しい季節が、また始まろうとしていた。