雪国新潟編

去年（2009年）春　友達雄一君の故郷「南魚沼郡清田山」を旅し、山菜を採り、イワナを釣り、温泉をはしごしました。


スケッチ「清田山を望む　春」　山頂から数件目が雄一君の家。




その旅の思いでに陶芸で絵付けをしました。「ふたもの　魚沼の山々」


この地方は日本有数の豪雪地帯。清田山は雪に埋もれ、高校への交通は遮断され、雄一君は十日町の高校近くに下宿することになったそうです。雄一君は中一の頃、お父さんを亡くし、貧乏でした。下宿は食事付きでお金がかかるので、いよいよお金がなくなると、安アパート暮らしになりました。ひもじい雄一君は、いけないとしりながら、パンを万引きしました。実際お母さんからもらっていた、おこずかいはあっという間に、酒盛りで消えたそうです。昼はいつも万引きのパン。それを見かねた、隣のクラスの久美ちゃんが「万引きしちゃだめ！」と諭したそうです。翌朝雄一君が机を見ると、お弁当が置いてあったそうです。それもバナナ付きです。お母さんのお弁当とは全然違う彩りのあるお弁当。それから毎日毎日卒業するまで、半年間お弁当は続いたそうです（涙）
その久美ちゃんは今、「伴舞　バンブー」というスナックをやっていいて、客はほとんどいなくて、シャンソン聞きながら猫と客を待つ毎日で、未だ独身で、、、、

冬に久美ちゃんに会いに行こう！


12月20日　寒波襲来の中行ってまいりました。




「十日町　雪の朝」


意外と久美ちゃんはあっけらかんとした、フォーク歌手のイルカ似の明るい可愛い女性でした。しかし、外は大雪。その日も客は我々だけ。寒波襲来。
でも何事にも動じない明るい久美ちゃん。 がらんとしてしたお店に、飾って下さいと絵をプレゼントしてきました。



「久美ちゃん　10年前」



「伴舞猫」


「語らい」


翌朝除雪車が来たからチャンスと、清田山の雄一君の家に行きました。電線まで到達するという雪はどんどん積もり、視界は吹雪で遮られます。
スケッチを試みましたが、あっという間にスケッチブックに雪が積もります。傘をさして、筆で積もる雪をかき分けるように、描きます。
筆先が凍ります。指も凍ります。　　車に戻って、絵の上に残った雪が融け、良いぼかしになりました。





また春に来ようと思います。山菜採りに。じっと我慢した芽の生命力をいただきに。
必ず春は来るのだなあ。

2009の年賀 バッファロー

2009年の干支は丑でした。

そこで年賀状の為にバッファローの絵を描きました。







あけましておめでとうございます。

今年のテーマはPhilosophyです。

～主義、、、に翻弄されず。

新たな生き方を世界を想像しましょう。

そろそろ哲学です！



　
バッファローは自然と共生したアメリカンネイティブの精神的支柱でした。
彼等は私達と同じ縄文の祖先を持つと言われております。

地球、政治、経済、愛、平和、芸術。
ここらへん、ひっくるめて哲学したいとおもっています。
今年も宜しくお願い致します。

2008 南イタリアの旅

先日テレビで映画「太陽がいっぱい」を観ました。

若かりしアランドロンを私と重ね、イタリアに思いを馳せました。

その時思いつきました。

南イタリアに行って、野沢那智の声で「太陽がいっぱいだあ～～！」と　叫びたい。


実行に移します。

11/8土曜～11/15土曜まで　ナポリ→南イタリア→シチリアの旅に出ます。

モバイルな体制が取れておりませんのでなにかと御不便をおかけするかと思いますが、携帯と携帯メールは繋がります。

イタリア帰国後はよりいっそうパワーアップし、創作活動に専念する所存です。

それでは　いってきま～～す。









ボンジョールノ！　ただ今イタリア旅行から帰りました。

雨季にもかかわらず、連日良い天気でした。

予定通り「太陽がいっぱい！！」な毎日でした。

ナポリ、カプリ島（青の洞窟）、ポンペイ、ソレント、アマルフィー、マテーラ（洞窟住居）、
アルベルベッロ（とんがり屋根のお伽の町）、シチリア島メッシーナ、タオルミーナ、チェファル－、パレルモ、モンレアッレ、アグリジェントとハードスケジュール。完全パックでなければ不可能な旅程。分刻みの中スケッチしました。御覧下さい。感動の連続が伝わると思います。

これも皆様のおかげと感謝いたします。

これからも情熱と愛情を持って楽しく生きて行くぞ！　と誓ったのでありました。

アモーレ　チャオ！！