バルト海に浮かぶエストニアのキヒヌ島は周囲15キロメートル。200人が暮らす小さな島です。
冬にはマイナス30℃にもなる自然条件の厳しいこの島で男たちは、昔から船乗りとして遠洋に出かけていました。その間、農作業から冬の雪かきまで、すべてを担うのは女性たち。女性たちが、何百年にもわたり受け継いで来た独特の文化が無形文化遺産に指定されています。
お揃いのスカートに注目。赤ん坊から年寄りまですべての女性がはくスカートは、人生の節目ごとに色を変えていく、まさに女性の一生を象徴するもの。厳しい島の生活を支える女性たちの誇りです。
生活の知恵として母から娘へ受け継がれた500以上もの歌、そしてすべて女性たちの手で執り行われる葬儀。船乗りの男性が島に帰省するまで島を守り抜く、島の女性たち。