国 名 :アンドラ
分 類 :文化遺産
登録年 :2004,2006
遺産名(英語):Madriu-Perafita-Claror Valley
ピレネー山脈の山奥、2,000メートル級の山々に囲まれた谷にアンドラ公国という小さな国があります。淡路島よりやや小さいこの国。現在は、安い税金により世界中から観光客を呼び寄せていますが、17世紀から18世紀にかけては、山で採れる鉄鉱石をもとにした製鉄で潤った国です。
渓谷には、ピレネーの雪解け水が流れる川があり、この水が水車を回す動力となりました。水車の動力で、鉄を鍛えるハンマーを24時間動かし続けました。鉄を溶かす燃料もピレネーの松の木。山深いアンドラにとって、製鉄はうってつけの産業だったのです。
輸出された大量の鉄はアンドラに巨万の富をもたらしましたが、18世紀後半、隣国に近代的な製鉄所が登場すると、アンドラの鉄産業はしだいに廃れていったのです。