雨音 | Tone Palette Blog

雨音

■雨音 (作詞:せきあき 作曲:せきあき)

いつの間にか始まっていた 彼氏と彼女という関係
移りゆく季節がいつも二人の 一途な心を結ぶ

重なる手と手 触れ合う指先が切なくて
こらえきれない気持ちだけを嘘で固めて

だから苦しくて 君の顔しか見えなくて
褪せる事なく形のない笑顔
もう少しだけ もう少しだけ 僕の瞳にいさせて


一つしかない雨傘に 二人寄り添って歩く
雨音の中で聞いた君の声は いつもより透けていた

合わせた目と目 君の瞳に映る僕は臆病で
自分勝手で強がりな言葉が 君をまた傷つける

だけど恋しくて 好きとは言えないそんな夜
叫ぶ声は夜を深く染めてゆく
もっと側にいて もっと側にいてと 無口な背中が語る


だから苦しくて 君の顔しか見えなくて
ポツポツ降る雨が乾き潤し
ずっと側にいて ずっと側にいて もう泣かせたりはしないから

だから恋しくて 君の顔しか見えなくて
懐かしい声が水溜りを揺らす
そっと抱きしめて そっと抱きしめて 冷たい雨上がってゆく