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クリスマスが近づくと・・

クリスマスが近づいてくると、昔のことを思い出しませんか?

えっ?私が歳とったから思い出すですって?

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そうかもしれません・・・・、が、、、、


クリスマスが近づくと、昨年のこと、あのころのこと・・・

いろいろ思い出す人っていると思うです



例えば、その時期に流行っていた歌とか、、、

よく歌ったカラオケとか、、、


そして、その音楽や歌を聴いたり歌ったりすると、

ちょっと切ない気持になる人・・・・いるんじゃないなか・・



私の場合、昔読んだ話を思い出します



それは、お父さんと子供の話です


まぁ、自分が子供を持つ身になったので、余計に思い出すのかも

しれませんけどね。




お父さんは、子供のために、子供が欲しいと言っていた

おもちゃを一生懸命探しました



何件も、何件も、おもちゃ屋さんをまわって、やっとおもちゃを

見つけました



そのおもちゃは、電池で音楽が鳴るおもちゃでした



いよいよ、あさってはクリスマス


お父さんは、子供の喜ぶ顔が早く見たくてたまりません


子供は、サンタさんから早くおもちゃをもらいたくてソワソワ・・です



お父さんは、子供が寝てから、電池をセットして、音が鳴ることを

たしかめようとしました



電池を入れて、スイッチオン!!







ところが、音が全くなりません


音楽どころか、音も、動きも・・・・、全く動きません


電池の入れ方が間違ったのか?・・・正しく入ってます



電池がないのかな?・・・・・新しい電池のはずですが、別の

新しい電池と交換しました・・・・



でも、うんともすんともいわない・・・



お父さんはその日は寝ました・・・が、次の日、

おもちゃ屋さんに抗議の電話をしました



「もしもし、3日前に●●のおもちゃを買ったものですが。
 ●●に電池を入れても動かない。故障しているようだから
 新しいものと交換してくれ。」



ところが、おもちゃ屋のバイトの青年の返事は

「●●は、それ1つだけですよ。あれは、人気商品なんです。
 もう問屋にも在庫がないんじゃないかな・・・」


「それなら、このおもちゃを修理してくれ。」


「修理はメーカーに出すことになります。
 でも、修理が完了するのは、年明けになると
 思いますけど・・・。」


「なんだと!
 明日のクリスマスに子供に渡すものなんだ。
 そんなに時間がたってしまっては意味がない。
 子供は数カ月前から、サンタクロースに●●が欲しいって
 お願いしていたんだ。
 お手伝いもよくやり、他の欲しいものも我慢して、
 サンタクロースからプレゼントをもらう日を心待ちに
 しているんだ。
 なんとしても動くものが欲しいんだ」



「そんなこといわれても、ないものはないんですよ。
 他にも欲しい人が沢山いるんだ。
 自分だけが不幸だと思わないことですよ。
 それじゃ!」
 (ガチャン・・・)


「ちぇっ!、なんておもちゃ屋だ、
 二度とあんな店で買ってやるものか・・・」



お父さんは絶望的な気持ちになりました。
子供が楽しみにしていたのに・・・・・
子供の笑顔が見たかった・・・・



そして、、、、、、クリスマス当日の夜・・・・・



「パパ、サンタのおじさん、来てくれるよね?」


「・・・・・・、あぁ、きっときてくれるよ・・」


そうは言ったものの、お父さんは内心、沈んでいました

(どう言ったものか、、サンタさんは起きているとこないから
 寝せてしまおうか・・・、明日、目が覚めたら・・・あぁ~
 どうしたものか・・・・)



その時、呼び鈴がなりました

ピンポ~ン、ピンポ~ン・・・



「(誰だろう?、もう20時過ぎているのに・・・)
 は~い、どちらさん?」


「・・・・・・」


「どちらさまですか?」

そう言いながら、お父さんはチェーンを外していました

そこに子供も後ろからやってきました


お父さんはチェーンを外し、鍵を開けて、扉を少し開きました


すると、

大きな手袋をした手がドアをつかみ、ドアひっぱり開けました



そこには、顔中白いひげで、真っ赤な服を着た、、、、そう、


サンタクロースが立っていました



「メリ~ィ、クリスマ~ァス!!」


それを見た子供は、目を丸くして、止まっていましたが、

すぐに、サンタクロースの方に走ってきました



「はい、君へのプレゼントだよ。どうぞ」


子供はうれしそうにプレゼントを受け取って、何度も何度も
お礼をいいました


「ママ~、ママ~、サンタさんからプレゼントをもらったよぉ~」

子供は部屋の奥にプレゼントを持って、走って行きました。



その姿をうれしそうに眺めていたサンタクロースは、

お父さんの横に来て、こう言いました。


「すみません、あのおもちゃを探すのに時間がかかってしまい
 こんな時間になってしまいました。
 でも、どうやら間に合ったようで、よかったです。」


お父さんは、目頭が熱くなりました。

そうです、あのおもちゃ屋の主がサンタクロースでした
あの電話した日、青年がカリカリしていたので、おもちゃ屋のあるじが
事情を聴いたところ、おもちゃが壊れていたことを聞き出したそうです。


おもちゃ屋のご主人は、いろいろなところを探しまわって、
おもちゃを見つけてくれたのでした。


サンタクロースは言いました
「私も子供のころ、サンタクロースがプレゼントをくれるのを
 1年で一番、楽しみにしていました。
 ほんとうに、間に合ってよかった・・・・・」



お父さんは言葉にならず、サンタクロースの手を握りしめて
何度も何度も頭を下げて感謝しました。



お父さんは思いました

「今後、おもちゃはあの店で買い続けよう・・・・。」