台風がいくつか通り過ぎ,空が少し高くなったような,そんな日々ですがいかがお過ごしでしょうか。
『秒速5センチメートル』の花苗の台詞をほんのりと思い出しました(場所も時期も少しずれていいるけれど)。最近公開された『君の名は』も見たいなあ。みなさん見ましたか。
先日書店でふと目に留まった『密室殺人ゲーム 王手飛車取り』(Amazon)がとても面白かったので,『密室殺人ゲーム2.0』(Amazon),『密室殺人ゲーム・マニアックス』(Amazon)とシリーズを続けて読みました。
(以下紹介文)
〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである……。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ!
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである……。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ!
(紹介文終わり)
紹介文にあるように,五人の参加者が実際に殺人事件を起こし,事件に残される謎(連続殺人の規則性や密室トリックなど)をウェブチャットで出題し合う,という物語。頭脳明晰な刑事が事件現場に来ることも,ヘンテコな館で数学者や工学部准教授が事件に巻き込まれつつ犯人を割り出すこともない。もちろん小学一年生がサッカーボールを蹴って犯人を倒すこともない。
新聞やネットの情報と出題者(犯人)が提供するヒントを元に,あーでもないこーでもないと4人で会話をしながらクイズを解いていく。
ーこのトリックを使ったんだろう。
ー単純すぎるのでは?
ーじゃあこういう線はどうだろう
ー我輩の考えは……
ー全員不正解,また後日ね。
こんな感じ。
一作目が新鮮さという点も加わり抜群に面白かった。二作目三作目も,一作目を読んでいるからこその面白さがあって楽しめました。後書きを読むと『マニアックス』は外伝的作品とのことで,本線は三部作の予定らしい。楽しみです。
さて今日から9月。花屋にはカボチャが売っていて,きっと気がつけばすぐにモミの木の季節になってしまう。おぉこわい。


