こんなふうに
泣く
知らない人をみると
なき叫ぶ
警戒芯の芽生え
愛想笑いなんかしない
泣いていても
嬉しくなると
ひくひくしながら
きゃっきゃと笑う
嬉しいのは
優しいママの顔を見たとき
ママに好き好き
ちゅっちゅされて
くすぐったくて
笑ってしまう
ママだけを見ている
正直であれ
素直であれ
どんなときも
優しく守ってくれるママのこと
覚えていないだろうけれど
きっと
どこかに記憶されてると思う
いつも思う
親子の愛は
無償の愛
私もきっと
母に
好き好き
ちゅっちゅされたんだろうな
でないなら
この家に住むことはないもの
あっ
父からの
愛情は
静かに深く
沁みこんでいる
幼いときも
ずっと
大人になってからも
あの やさしく潤んだ眼差しは
変らなかった・・・
私は幸せ者だ