今回は愛車モンキー125で反時計回りに紀伊半島を一周したレポートです。
ツーリンググループのリーダーであるショワインさんが数年前にアドレスV125Sで実施されたツーリングですが、私もいつかは走りたいと思っていました。
和歌山は私が幼少の頃、数年間過ごした場所(田辺市で)ですし、海あり山ありでとても素敵なところなので特にここ数年は定期的に訪れています。
ただ、一周となるとなかなか思い切れなくて、先日もツーリングで御一緒した際にショワインさんからいろいろアドバイスを頂いたりしていました。
真夏は厳しいので9月の下旬辺りにでも行こうと計画していたんですけど、タイミング悪く雨だったり、急な仕事が入ったりで11月までずれ込みました。
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朝の4時に自宅を出発し、先月もメンバーと走った同じルートで和歌山を目指します。
この時期、4~5時台はまだ真っ暗ですね。
この朝の大阪の最低気温は13℃ほどでしたが、二桁とは言っても10℃台前半ともなればやっぱり寒いです。
服装は薄手のシャツやインナーを重ね着して、昼間の気温にも調整できるようにしました。
ズボンはやや厚めのジーンズでした。
臨海線沿いのコンビニで初めての休憩です。
冷えた身体をホットコーヒーで暖めます。
皆さんのブログを観ていたか、天気予報の確認をしていたのかも。
ほんのり明るくなってきた「りんくうタウン」
今回もマーブルビーチに立ち寄りましたが、早朝だからなのか、関西国際空港連絡橋(スカイゲートブリッジR)はライトアップされてませんでした。
航空機の夜間離着陸の支障になるからやってないのかも。
大阪府と和歌山県の府県境を越えて 水の国 わかやま へ!!
で、案の定、海南で渋滞に捕まりました(ーー;)
昨年、同じくモンキーで田辺まで行った時もここで通勤渋滞にハマり、トロトロ進んだのを思い出します。
有田市に入り、42号線で南下していると先々週に白崎海洋公園に行った際にみんなで立ち寄った王将前を通過。
「あの時はしらず丼を食べ損ねたけど、今日は目的の食べ物は大丈夫だろう」と安心していたんですが・・・
広川町から由良町への峠道を越えます。
御坊市に着き、ちょっと早いけど一回目の給油を。
燃費は約65㎞/L。 ほとんど街中を走っての数字なんでこんなもんでしょう。
日本一短いローカル私鉄である『紀州鉄道』
が、距離だけで言うと2002年に千葉県の芝山鉄道にその座を明け渡したと。
ただ、芝山鉄道は全列車が京成電鉄との相互直通運転を行っているので、単独路線としては今も日本一短い私鉄ってことになるのだとか。
ちょうど電車が発車していったところでした。
朝夕を除けば1時間に1本ペースのダイヤなので、今日の私には次の電車を待っている余裕はありません。
42号線に戻り次の目的地である田辺市を目指します。
梅で有名なみなべ町の海岸沿いを走ります。
フェニックスかな? この景色を見ると みなべ町 に来たなぁ~って思うんですよ。
さて、田辺市に寄ったのは冒頭にも書いた私が幼い頃に育った家の跡地を確認するためです。
昨年、半世紀以上振りに訪れて場所を見つけたんですけど、1年ちょっと経って変化はあったのかどうか・・・?
なぁ~んも変わってませんでした(^^;
遠い昔、ここに今とは全然違う建物があって、そこで小学校に入学するまで暮らしていました。
田辺を後にして白浜に向かいます。
とれとれ市場の前を走りましたが、左側はアドベンチャーワールドへ向かう車の列で大渋滞ですよ!!
この先に信号を左折して1kmちょっとでパンダの彩浜 (さいひん)や楓浜 (ふうひん)の居る アドベンチャーワールド です。
子供が小さい頃は何度も訪れました。
円月島です。
白浜にお住まいのchurashiraraさんはこの円月島の真ん中の空洞に沈む夕日を頻繁に撮影され、ブログにアップされていますが、いつかは生で見たいもんです。
左に写っている船はグラスボートでしょうね。
船底が透明で海の中や海底の様子が見られるようになっている船です。
私も何度か乗りましたが、ずっと下を覗き込んでいると船酔いして気分が悪くなったことを思い出します(笑)
この日は波も穏やかで酔うことはないでしょうけど。
印刷してきたルートマップを見て確認です。
確認と言っても42号線沿いに走るだけなんですが、寄りたいと思っている場所もあるので、距離的にどれくらいなのか?って感じですね。
白良浜の横を通ると浜に白いTシャツがたくさん並べてありました。
何かのイベントなんでしょうね。
今回、千畳敷や三段壁など、白浜の有名な観光地はパスして先を急ぎます。
とは言っても、何かあって短時間で見られる場所には停車してます。
「恋人岬」って言うらしいけど、オッサン一人では絵にならんわな(^^;
次に寄ったのはJR紀勢本線の和深駅(わぶかえき)
ホームから海が一望できる無人駅です。
Koji HIRANOさん作のTAMAGOという名称の那智の石で作られたオブジェ。
反対のホーム(白浜や和歌山方面)へは一旦駅の外へ出て、急な差がを下り(70m)トンネルで線路をくぐり、これまたそこそこの段数の階段を登って辿り着きます。
これはなかなか大変ですよ(^^;
その後、海岸線をチンタラと走ります。
所々、片側交互通行で工事が行われていて、その都度数分間の待機です。
ま、普段見れない南紀の海を眺めていると退屈しませんけどね。
橋杭岩に到着です。
本来なら潮岬にも行くつもりだったんですけど、道なりに走っていて案内板を見過ごしてしまったみたい。
引き返すのも面倒だったので、本州最南端へはまた次の機会にってことで(^^)
カラーコーンと虎ポールがあって風景が台無し。
せっかくの記念写真が・・・
この段階でお昼を過ぎていたので昼食をと思い、道の駅の店内に入ってお目当てのものを探したのですが見当たりません。
そのものとはめはり寿司。
今回のツーリングでは絶対食べようと思っていたんですよ。
ここで無くても他の道の駅には置いてあるかもと思い、次まで我慢することにしました。
さらば、橋杭岩!!
今度は太地です。
さすがくじらの町です、あちこちにくじらのイラストがありました。
ついでにくじらの博物館へ。前まで行っただけですけどね。
ここにはくじらの巨大な生殖器や骨格が展示されていたことを思い出しましたよ。
捕鯨船とモンキー、なんの関係もないけど記念ってことで(^^;
またJRの湯川駅でストップです。
ここもホームから海が見られる無人駅。
海から昇る朝日や沈む夕日が線路と共に見られたら鉄チャンには堪らんでしょうね。
円月島の夕日にしろ、こうした駅からの景色にしろ、日帰りでも見れなくはないけど、どうせなら一泊して美味しいものを頂いて、ゆっくりと眺めるってのがよろしいなぁ~
熊野市の42号線は山の中を走ります。
山中に入る前に友人やツーリング仲間へのLINEで「今、尾鷲市通過中」って送ったんですけど、よくよくみたらまだ熊野市で尾鷲市へはあと50㎞ほどありました。
この段階で15時過ぎで、自宅までは200㎞以上残ってました!!
何時ごろに帰れるかなぁ~
本日2度目の給油。
222km走って2.97リットルでしたから燃費は75㎞/Lでした。
郊外を走ると燃費は伸びますね。
ここからは松阪から津まで出て163号線でひたすら大阪目指して走れば家に着くってことで、ナビに「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」を行き先に入力して走り出したんですが・・・
ちなみにナビはGoogle先生です。
先生のいう通りに走ると幹線を外れて一般道に誘導していきます。
街灯もなく灯りはモンキーのライトのみ。
とんべ : 「先生、本当にこの道で合ってます?」
先 生 : 「任せなさい」
とんべ : 「先生、ハイビームでもコーナーの先が見えません!!」
先 生 : 「問題ない」
とんべ : 「センターラインもありませんが?!」
先 生 : 「・・・」
あ、この時まで何も食べていないんですよ。
食べたかっためはり寿司はどこにもなくて、そのうち山の中に入ってしまい
暗い・寒い・ひもじいの三重苦で泣きそうになってました。
前後に車が居るうちはまだ良かったんですけど、単独になるとメッチャ不安になってしまいましたよ。
ようやく「道の駅 お茶の京都 みあみやましろ村」に着いたのは20時を過ぎてました。
当然、道の駅の売店は閉まってます。
帰って調べたら、松阪市の手前から山の中に入り、名張市と伊賀市の間を抜けるようなルートで月ヶ瀬梅林を抜けて「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」に案内したようです。
暗くなると標識や案内看板も見えないし、案内条件を高速・有料道路不使用にしていたので下道の訳の分からんルートになったのかも。
月ヶ瀬まで来てようやく自分が今どこに居るのかが分かりましたよ。
まぁ、元々Google先生の案内はとんでもないことが多いのをすっかり忘れてましたが、土地勘もなく現在位置もわからなくなってからは先生に頼らざるを得ませんからねぇ~
もっと下調べを入念にしておくべきでした。
奈良県生駒市に入って163号線沿いにある吉野家で本日最初の白米を頂いたのが21時前。
もう贅沢して熱々のすき焼き鍋セットを注文したですよ。
それでも体の震えは中々収まらず、震えながら食べてました。
計画では地図上で580kmですから10kmは誤差ですね。
当初の予定ルート図
出発 : 午前 4時
帰宅 : 午後10時
総 時 間 : 18時間
走行距離 : 590km
ま、最後のドタバタはブログネタ的にはいいんでしょうけど、いつもながら詰めの甘いことで(^^;
次回(来年)は紀伊半島半周ってことで、新宮からは例の「日本一長い路線バス」が走る国道168号線を十津川沿いに走りたいと思ってます!!