2017年1月18日、精神の道の巨大な師匠が亡くなられました。

 

彼は、心の浄化による愛と平和の道に、何万人もの人々を導いていました。彼に出会って、イスラームの本当の姿をしり、イスラームに改宗した人々が多くいます。モロッコとイスラーム世界だけではなく、世界にとって多大なる損失です。

 

亡くなられる一週間前、入院しているシィディー ハムザは我々にこう伝えて下さいました。
「私はもうすぐ、退院する。今年は、収穫と全ての善のとしである。また、私はあなた達(弟子達)に大満足していることを伝える。」

 

これも、直接的に物事を言わない、優しく物事を伝える彼の習慣でありました。父親が、子供達から離れる前に説明する優しい言葉の様でした。私の小さな頭では、この世でどうやって全ての善があり得るのか、と思っていましたが、一週間たち、師匠の言葉の意味と英知が分かりました。

 

我々を受け入れてくださり、我々を毎日導いてくださり、我々の心に平安を与えくださり、イスラームの心髄を世界に知らせてくださり、ありがとうございました。

 

一生の努力、本当にお疲れ様でした。

 

【我々はアッラーの者であり、アッラーに戻るのである。】(聖クルアーン)