隣のあの子が鼻歌を口ずさみながらニコニコしている。



「今日はいつもに比べて機嫌いいね」



声をかけるとよくぞ聞いたと言わんばかりの顔して私にこう言ってきた



「××ちゃん、今日の私はお姫様なんだ!」


「…………はぁ、?」



何言ってんだこの子

ついに暑さにやられて頭がメルヘンお花畑になってしまったのか?



理解が追いつかず口を開けている私を放ってあの子は嬉しそうに語りだした



「××ちゃん、私さっきどうしたら自分に自信が持てるか考えてたんよ」



「それはいい事だ、君普段ネガティブ過ぎるから。」



「××ちゃんはさ、お姫様って言われたらどんなイメージが思いつく?」



「んー…キラキラしてて、国民からチヤホヤされて…あと金持ち( ˙_˙ )」



「そのとおり!つまりお姫様になりきれば自分に自信が持てるんよ!



整理するとこうらしい



・絵本の中に出てくるお姫様は国民や仲間に慕われ愛されている

・お姫様はわがままや悪いことをしても多少は許されるしお咎めなし

↓↓↓

なりきることで自分に自信が持てて自然と楽しくなれる


嫌なことはきっぱり嫌と言える

失敗もあんまりきにならない



「自分はみんなから愛されてる、少しくらいわがまま言ってもいいんだって思いながら過ごすとすごく幸せになれるんだなって気づいたんだー」



「ただのメルヘンバカになったわけじゃなくてよかった…てか、なんで一日だけなの?」



「うーん…毎日でもいいんだけど、時間限定だとシンデレラみたいで素敵でしょ?12時になったら魔法がとけて、普通の女の子に戻っちゃうの。だから限定された特別な時間を過ごそうと一日を大事にできるかもって


「なるほど、いいかもね」


「それに…シンデレラみたいにいつか王子様が迎えに来てくれたりして…///」

「…幸せそうで何よりよ」


私もプリンセスになる日があってもいいかもね

そう楽しそうに話すあの子を見て思った