こんにちは。今日は3本目の中華イヤホン、KZのAS16について少し書きたいと思います。
昨年10-12月にかけて、毎月のように中華イヤホンを購入しました。
もともと私の中華イヤホンのイメージって、低音の迫力だけ強調して作りも雑なイメージしかなかったんですが、最初に試しに購入したAS06が思いの外良く、中華イヤホンへの先入観をバッサリなくしてくれました。その勢いで、静電ドライバ搭載なのに2000円台という価格の安さから2本目のZEXも購入し、次に多ドラ仕様を買ってみようと思い、昨年末に3本目を購入したというわけです。
さて、今回の主人公であるAS16。
片耳8つのバランスドアーマチュアドライバを搭載したイヤホンです。
私が中華イヤホンを真面目に注目する前のイメージで行くと、8BAのイヤホンの価格帯って、15万円とかそれくらいなんですよ。
というか、そういうイヤホン自体、ほとんどお目にかかることはありませんでした。
それではKZはいくらで販売しているかと言うと、発売当初は1万5000円程度 (これでも価格破壊)でして、私がアマゾンで購入したときは7800円、しかも2780円のクーポンがあったので、差し引き5020円でした。
8BA機が約5000円なんて、何なんでしょうね。
ということで、買わないわけには行かないので購入致しました。
年末ではありましたが、きっちり翌日には到着。すばらしい。
外装の箱はこんな感じです。
今までのAS06とZEXは白い箱だったんですが、今回は少し大きめの黒い箱に入っていました。ちょっと価格帯が上がるとこういう箱になるんでしょうか。
中身。
感覚的に、左のイヤホンが右側に入っているのは違和感ありましたが😅、まあ良しと致しましょう。
形は右のAS06とほぼ同じ形と大きさ。しかしAS16は耳の外の方のプレートが金属製のため、少し重く感じました。
筐体の厚さは…厚いです。8つのドライバが入っていますので、これは仕方ないでしょう。厚みは約10mmです。耳につけると、若干出っ張りますが、収まりは悪くないです。なおイヤピースは添付されているものは使用せず、写真のfinal Eタイプを使うときと、Spinfit のCP145を使う場合とがあります。Spinfitでは一番標準的であるCP100も入ると思うんですが、ノズルが太めのため、はめるのが苦労しそうです。
ケーブルは銅線を使用していますが、デザインはZEXでも採用された、絡みにくいタイプのものになっています。本当に絡みにくいです。
（注：ZEXは銀メッキケーブルを使用しています。ZEXのケーブルの銅線バージョンと言う意味です）
リケーブルして楽しんでいる方も多いようですが、私は今の所この付属ケーブルで行こうと思います。
さて音の方ですが、最初に聴いたときは、残念ながら高音域が思ったほど出ておらず、低音域もさほど出ずと言った感じで、音域の狭いイヤホンだというのが第一印象でした。
いやそんなはずはないと思い、中華イヤホンを使うまでは信じていなかったエイジングを行ってみました。時間はしっかり図っていませんが、恐らく80時間くらいでしょうか。この辺から高音域が少しずつ気持ちよく出て参りました。
低音域は、ダイナミック型のような耳を刺すが如く押し込んでくるような音の表現はあまりなく、じっくり下から押し上げるような音になってきました。
（これがBA型らしい低音、ですね）
ダイナミック型の音が好きな方、ダイナミック型の音に慣れてしまっている方は、これを「籠もってきこえる」と表現されるのですが、非常に聞きやすい、暖かめの低音であると言えると思います。
同じマルチBA型イヤホンであるAS06と比べると、低音控えめと言う感じはしました。
私の印象は、中華イヤホンらしからぬチューニングがされた、落ち着いたトーンで聴かせるイヤホンだなと言うことでしたね。片耳8つのドライバが載っていますので、音の量は多いなという感じです。
冒頭に書きましたが、約5000円で手に入れたイヤホンですから、大満足です。
まだもう少し試してみたい中華イヤホンはあるんですが、しばらくこのAS16を中心に、AS06と使い分けて音楽を聴いています。
ZEXはちょっとアタック感の強い低音を聞きたいときと、筐体が薄めにできているので就寝時に使っております。
それでは、またイヤホンのことについては書いていきますので、今後ともよろしくお願いします！
今日ご紹介した商品はこちら。
AS16
イヤピース final type E
イヤピース Spinfit CP145
以前ご紹介した2本のイヤホンです。
