ども!👐👐
12月17日、フィロソフィーのダンスの「GLAMOUROUS 4」ツアーファイナルに行って参りました。
フィロソフィーのダンスのライブは10月のクラブクアトロ、NONA REEVESとのツーマン以来です。
(あ、この記事めっちゃ長くなりますから、時間のある時に読んでくださいね。)
折りしも忘年会シーズン。実は私が社内で担当している営業部門の忘年会の日と被ってしまいました。
でもやっぱりこの日はフィロのスに行かないと絶対に後悔すると心に決め、チケットを購入。
このツアーファイナルはフルバンドで公演をするということで、アイドルはあくまで音楽から入る私はフルバンドの演奏が聴けるのがとても嬉しいのです。しかも今回のツアーには、私の大好きなKIRINJIのメンバーで、KIRINJI以外のアーティストのライブにも引っ張りだこの超人気ベーシスト、千ヶ崎学さんが参加しているのがとても嬉しいのです。見た目は飄々とした感じなのですが、ベースプレイはかなりエグいんです。大ファン。
だいたい17時50分くらいに会社を出れば開演30分前に会場のSTUDIO COASTに着けるなあと思っていたのですが、普段だと16時くらいに終わる上司の定例会議が17時40分に終了。
この定例会議は私の上司が出席していて、いつもは終了後に会議内容の伝達を受けるのですが、戻ってきた時には私もほぼタイムリミット。10分くらいは予定より遅れてもギリ大丈夫かと判断し、いつものように会議内容の伝達を受けました。
「すんませんがライブ行きますんで」と私。幸いこういうことがあってもネチネチ言わない(「言わせない」が正確か。笑)上司なので、サッと会社を出発。でも15分遅れ。
STUDIO COASTには18時55分頃到着。
有楽町線に乗ってる時、入場が遅れているというツイートを見ていたので、心に余裕を持って屋外のロッカーに荷物を預け、入場。
(STUDIO COASTは入場口の奥にあるプレハブ風の建物にあるロッカーがお勧めです)
入場時に500円のドリンク代。しかし館内はものすごい人で、ドリンクカウンターも長蛇の列。
仕方なく終了後に飲もうと決め、会場内に。
カッケ〜!
巨大なダンスフロアのようだ!
遠い昔を思い出しますな。
公演前のBGMは懐かしい70-80年代のファンクチューンが大音量で流れています。
これはフィロソフィーのダンスの全作品に関わっていて、かつバンドではギターとキーボードを担当している若きバンマス、宮野弦士さんの選曲。
既にBGMでノリノリの人多数。会場はかなりあったまってます。
D TrainのKeep Onなんて懐かしくてゴキゲンな曲なんかが流れておりますよ。
アイドルのライブを見に行って、ミラーボールが回る会場でBGMがプリンスやらDトレインやらシックって言う現場ってフィロのスくらいじゃないでしょうか。
このSTUDIO COASTのキャパは約2500人と聞いているんですが、ほぼ満員です。かなり最後の方で入場した私は、入り口近くのステージから見て左奥に陣取りました。ステージからは結構遠くて、凝視すればギリギリ顔が見えるくらいの位置でした。
何かいつものライブと違う雰囲気...、伝説が生まれそうな、そんな予感です。
(これは贔屓目でもなんでもなくて、会場がなんかざわついた感じだったのです)
そして19時20分!会場が暗くなり白いスクリーンに照明が当たると4人のシルエットが。2000人以上の「オーーッ!」というすごい歓声。そしてスクリーンが解き放たれ、真っ赤な衣装に身を包んだ4人が登場。デビューアルバムの1曲目に収録されている「アイドル・フィロソフィー」からスタート。
アイドルとファンクの融合。ファンクのリズムにかわいらしいけど本格的なヴォーカルとコーラスが絡みつき、オーディエンスとのコール&レスポンス。これは前回見たクラブクアトロと一緒なんだけど、オーディエンスの数が違うので、まるでうねりが違う。これはすごい!
彼女たちはたて続けに7曲をほぼノンストップで踊り、歌い上げ、名曲「ヒューリスティック・シティ」でアーバン感に溢れたしっとりした気持ちになったりした後、最初のMC。
ここではアイドルライブっぽいほんわかした雰囲気になり、メンバーの中でもでんぱ声・アニメ声と言われている「おとはす」こと十束おとはがMCで笑かしてくれました。
「私はこのツアーでフィロソフィーのダンスに入って本当に良かったと思いました。だって『この学校入って良かった』とか『この会社入って良かった』とかって、生きててもほぼないじゃないですか!」って。
いやいや確かにアイドルになる前はほぼ引きこもりでゲームばっかりやっていた女の子だけど...。2000人以上がどっと湧いた瞬間でした。
引き続いてバンドメンバー紹介。これがね、真性ファンクの演奏に乗せて一人一人を紹介。やっぱりバンドって良いなと思う瞬間。めっちゃカッコいい。お目当ての千ヶ崎さんの所では思わず「まなぶ〜!」と絶叫してしまいました。
そして3曲連続。ファンク、ファンク、ロカビリー。ロカビリー調の「ダンス・オア・ダンス」では千ヶ崎さんはエレクトリックベースをコントラバスに持ち替えてめっちゃカッコ良かったそうです。(私は見れなかった)
ホーンセクションの3人も一緒に踊る踊る。相当練習したんだろうなあと、彼らのプロ意識の強さも感じました。
そしてMCを挟み、ライブは佳境へ。
最新曲「シスター」。これがですね、ものすごいいい雰囲気なんですよ。ファンクのリズムが淡々と流れていくミッドテンポの佳曲。とにかく奥津マリリの実に艶っぽいヴォーカルにグッと来る。周りを見てもじーっとステージを見つめる人たち。時間が止まったような雰囲気。
この観客を思い通りに操るかのようなテクニック。これはなかなか出せない。実力ですよ。
日本中みんなが知ってるほどのビッグスターじゃない。それなのにこんな魔法みたいなものができるのは凄すぎると、この「シスター」を聴いて強く強く感じました。
彼女たち自身を表すともいえる「ベスト・フォー」やデビューシングル「すききらいアンチノミー」などを経て最後は「ライブ・ライフ」。この曲は彼女たちが昨年夏懸命に各所でリリイベやライブをやって、初めてオリコンのデイリーチャートで1位を獲得した曲で、この曲を歌う彼女たちを見ると、その時の懸命さを思い出し、またまたグッと来るのです。ここでもホーンセクションが大活躍!もちろん我らが千ヶ崎学のベースもブイブイ。やっぱりファンクはベースやね、と思う瞬間、その瞬間を奪ったりもする宮野弦士のナイル・ロジャースばりのカッティング。4人の歌とダンスもキレッキレなんだけどバックの演奏もキレッキレなんですよ。素晴らしかった。
そして彼女たちはステージから掃けて、アンコールに応えて再登場。日向ハルが強く歌い上げるスローな「ジャスト・メモリーズ」とメンフィス・ソウルで当然ホーンがカッコいい「ハッピー・エンディング」で締めてくれました。
バンドメンバーが退場し、メンバー4人の最後の挨拶。
みんなが決意を述べた後、あんぬちゃん(佐藤まりあ)が「皆さんに発表があります!」
ざわつくオーディエンス。
「結成5周年を迎える来年2020年... フィロソフィーのダンスはソニーミュージックエンターテイメントさんからメジャーデビューすることになりました!」
オケで「はじめまして未来」がかかる!
オーディエンスは皆大歓声、そして感涙の嵐。
皆本当に嬉し涙を流してましたよ。
あまりフィロソフィーのダンスのメンバーは泣かないイメージなんですが、この時ばかりはみんな大泣きしてました。
そりゃあ50過ぎのオッサン(私のこと)だって涙腺緩みますわな。良かった良かった。
今までメジャーデビューしてなかったの?ってくらいのすごい実力を持っていた彼女たち。前回より今回の出来が良い、次回はさらに良い、と経験を積むほどに目に見えて成長していってた彼女たちもようやくメジャーデビューという階段に。
これからも一歩ずつ階段を登って行き、2020年の更なる成長を心から願いたいと思いますよ。
ということでほぼ実況みたいな記事になってしまったのですが、感想としては、言わずもがななんだけど4人のヴォーカル、バンドとの一体感が素晴らしかった。大好きな千ヶ崎さんのエグいベースを生で聴けたのも大満足。宮野弦士さんのギタープレイも相変わらず男前でカッコ良かった。
最高のダンスフロアと化した会場に響きわたるファンクチューンに酔いしれ、踊り、バラードでは涙を誘い、最後は喜びの涙。
アイドル、とかそういう枠にはめるまでもなく、音楽、エンターテインメントとして完璧なライブだったと思います。
今日のツアーファイナルが今までのフィロのス。ここからは次の時代のフィロのス、という決意みたいなものも見せてもらえたのかな、と終了後、ドリンクチケットに100円足して買ったラムコークをグイッと飲みながら思いました。
なんか凄いものを見せてもらった一夜。2日経った今でも身体の中に余韻が残っています。
早くライブビデオ発売してくれないかな。
<以下、フィロソフィーのダンス公式ツイッターからの引用です。その下に当日のセットリストとセットリストに基づいたApple Musicのプレイリストを公開しています>
フィロソフィーのダンス@2020年メジャーデビュー決定!@DFP_2015
本日ツアーファイナル 新木場コーストにお越し頂き、 誠にありがとうございました😊 本日発表させて頂きましたが、 来年2020年に ソニー・ミュージックレーベルズからメジャーデビュー致します💃 これからも皆さんを幸せにしていきま… https://t.co/ML2g6OHnY6
2019年12月17日 23:11
<セットリスト>提供 - だいや (twitter: @82e57_a) さん
01: アイドル・フィロソフィー
02: アイム・アフター・タイム
03: プラトニック・パーティー〜フリー・ユア・フェスタ
04: イッツ・マイ・ターン
05: ヒューリスティック・シティ
06: スーパー・ヴィーニエンス
(MC/バンドメンバー紹介)
07: バイタル・テンプテーション
08: ライク・ア・ゾンビ
09: ダンス・オア・ダンス
(MC)
10: シスター
11: ベスト・フォー
12: すききらいアンチノミー
13: ダンス・ファウンダー
14: ライブ・ライフ
[アンコール]
15: ジャスト・メモリーズ
16: ハッピー・エンディング
(MC/集合写真撮影)
(メジャーデビュー発表!)
17: はじめまして未来(オケ)
(MC)
<セットリストのApple Musicプレイリスト>